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サブシジョンの失敗例と原因|効果なしを防ぐ適応とクリニックの選び方

サブシジョンの失敗例と原因|効果なしを防ぐ適応とクリニックの選び方|ライブリークリニック

ニキビ跡のクレーター治療を調べていると、「サブシジョン 失敗」「サブシジョン 効果なし」という語句が目に入ります。ただ、中身をほどいていくと、施術そのものの失敗と呼べるケースは限られていました。多くは、ニキビ跡のタイプと適応がずれていたか、回数が足りなかったか、針の選択が症例に合わなかったか、再癒着への備えがなかったかのいずれかに行き着きます。

本記事では、サブシジョンの失敗例とリスクを挙げたうえで、効果なしと感じる4つの原因、そして失敗を防ぐクリニックの選び方まで整理していきます。

目次

サブシジョンとは

サブシジョンは、皮膚を切開せずに専用の医療用針を皮下へ挿入し、硬くなった線維組織を切り離す治療です。皮下無切開手術とも呼ばれています。

1995年に報告されて以降、海外の複数の臨床研究で有効性が確認されてきた治療法であり、レーザーやダーマペンで変化が出なかったクレーターにも反応が現れることがあります。

なお、サブシジョンで用いる皮下剥離用の針は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。ライブリークリニックで使用している針は、医師の責任と管理のもとで個人輸入したものであり、国内の薬事承認を受けたものではありません。

また、未承認医療機器を用いた施術で健康被害が生じた場合、国の医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。個人輸入された医薬品等のリスクについては、厚生労働省の「個人輸入において注意すべき医薬品等について」をご確認ください。

サブシジョンの適応となるニキビ跡のタイプ

クレーター型のニキビ跡は、大きく次の3つに分かれます。

  • ローリング型
  • ボックスカー型
  • アイスピック型

このうち最も効果を発揮するのはローリング型です。直径4〜5mm以上で緩やかに陥凹しているタイプであり、真皮が筋膜に癒着している状態にあたります。直径1.5〜4mm程度のボックスカー型にも一定の効果が期待でき、凹みが複数集まっている場合には全体を底上げ可能です。

一方、直径2mm以下で真皮より深くまで達するアイスピック型は、単独では変化を実感しにくいタイプに分類されます。

凹みの正体は皮下の癒着

ニキビを繰り返した部位では、真皮の下で組織が硬くなる線維化が起こります。硬くなった線維が真皮と筋膜をつなぎ、皮膚を内側へ引っ張り込むことで、表面に凹みとして現れます。

レーザーやダーマペンなど表面からの治療は、皮膚に対して垂直方向にしか作用せず、真皮と筋膜をつなぐ線維を断ち切るのは困難です。対してサブシジョンは針を斜め横方向から進められるため、引っ張っている線維そのものを狙えます。

ヒアルロン酸を併用する理由

線維を切離しただけでは、皮膚と筋膜が再びくっついてしまうことがあります。この現象を再癒着と呼びます。

そこで剥離した層にヒアルロン酸を注入し、内側から凹みを押し上げながら隙間を保っておく方法が広く行われてきました。注入したヒアルロン酸は半年ほどで吸収されますが、その間に自己組織が産生されて置き換わるため、吸収後に効果が完全に消えるわけではありません。糸を用いて支えをつくる方法が選ばれることもあります。

サブシジョンでよくある失敗例とリスク

肌の悩みを抱える女性

失敗として語られる症状は、経過の一部にすぎないものと、本来の合併症に分かれます。具体的には次のようなものです。

  • 内出血や腫れが長引く
  • しこりや硬結が残る
  • 炎症後色素沈着が起こる
  • 凹みが深くなったように見える
  • 左右差や不均一な仕上がりになる恐れがある
  • まれに感染や瘢痕が生じることがある

それぞれ詳しく見てみましょう。

内出血や腫れが長引く

サブシジョンは皮下で線維を切り離す施術のため、細い血管が傷つきやすく、内出血や腫れが起こるかもしれません。発生率は使用する器具や切離範囲によって変わり、先が丸いカニューレを用いた場合には出血が抑えられる傾向があります。

内出血は通常1週間前後で紫から黄色へと色調を変えながら消えていきます。腫れは施術から2〜3日目にピークを迎え、1〜2週間かけて落ち着いていくのが一般的です。

しこりや硬結が残る

施術後、触れると硬いしこりを感じることがあります。多くは治癒過程で生じる一時的な線維化であり、数週間から数か月かけて軟らかくなっていきます。

ただし3か月を過ぎても硬さが残る場合は、瘢痕として定着しつつある可能性を考えて診察を受けてください。ヒアルロン酸を併用した場合には、しこりの形成や遅発性のアレルギー反応が数か月から半年後に現れることもあります。

炎症後色素沈着が起こる

施術による炎症のあと、茶色い色素沈着が生じることがあります。日本人を含むアジア人の肌では比較的起こりやすい反応です。

施術直後の肌はバリア機能が低下しており、紫外線を浴びると炎症が悪化します。日焼け直後の皮膚は施術の禁忌にも含まれるため、季節を問わず遮光を続けてください。すでに生じている場合は、トラネキサム酸やビタミンCの内服、外用薬による治療が選択肢に入ってきます。

凹みが深くなったように見える

施術直後から数週間は、むくみによって凹みの周囲が持ち上がり、相対的に凹みが強調されて見えることがあります。悪化したと感じやすい時期ですが、数週間で落ち着くのが一般的です。

この時期に鏡を見て判断してしまうと、効果がなかったという結論に傾きがちです。むくみが引いたあとと比べられるよう、施術前の写真を同じ光の下で撮っておくと参考になります。数か月が経っても変化が見られないようなら、切離した範囲が不十分だった可能性を含めて相談してみてください。

左右差や不均一な仕上がりになる恐れがある

もともと凹みの分布が左右で異なれば、改善の度合いにも差が出ます。人の顔はそもそも完全な対称ではないため、施術後にわずかな左右差が残ること自体は珍しくありません。

とはいえ、明らかに一方だけ変化が乏しい場合は、切離の範囲に偏りがあった可能性も考えられます。追加施術で調整できるケースが多いため、気になる点は次回の診察で率直に伝えてください。

まれに感染や瘢痕が生じることがある

頻度は高くありませんが、施術部位の感染が起こる可能性はゼロではありません。拍動性の痛みと熱感をともなう場合は、早めに施術を受けたクリニックへ連絡してください。

また、先の尖った鋭針を用いた施術では、切離の過程で新たな瘢痕が形成されたという報告もあります。器具の選択と手技によって、リスクの度合いは変わってきます。異変を感じた時点で自己判断せず、施術を受けた医師に相談してください。

サブシジョンで効果なし・失敗したと感じる4つの原因

症状としての失敗例を押さえたうえで、次は効果を実感できなかったという不満がどこから生まれるのかを見ていきます。原因は大きく以下の4つに整理できます。

  • ニキビ跡のタイプが適応に合っていない
  • 治療回数が不足している
  • 医師の技術と針の選択が合っていない
  • 再癒着によって凹みが戻る

詳しく解説します。

ニキビ跡のタイプが適応に合っていない

最も多い原因がここにあります。皮下脂肪の萎縮による陥凹や、表皮レベルの浅い凹凸が主体のケースでは、線維を切っても凹みは持ち上がりません。

判断の分かれ目になるのは、皮下の線維による癒着があるかどうかです。凹みの周囲の皮膚を指で軽く横に伸ばして浅くなるようなら、癒着が関与している可能性が高いといえます。

なお頬全体で見れば、複数のタイプが混在しているのが通常です。改善するのは癒着由来の凹みだけのため、他のタイプが残って全体の印象が変わらないという状況も起こります。

治療回数が不足している

1回の施術でも変化を実感する方はいますが、癒着は長い時間をかけて層状に形成されるため、1回ですべてを切り離すのは難しいという指摘もあります。深いクレーターや広範囲の症例では、複数回の積み重ねが前提になります。

カウンセリングの段階で、何回の施術を見込んだ計画なのかを確認しておいてください。回数の多さそのものより、その回数を提案する根拠を説明できるかどうかが判断材料になります。

医師の技術と針の選択が合っていない

サブシジョンで使う針には、先端の尖ったタイプと、先が丸いカニューレの2種類があります。

先が丸いカニューレは、一度刺した穴から扇状に広い範囲を剥離できるうえ、血管を押しのけながら進むため内出血が出にくく、広い範囲に凹みが散らばっているタイプに向いています。一方、先の尖った針は、狭い範囲にできた硬い癒着を確実に断ち切ることに長けています。

どちらが優れているというより、凹みの広さと硬さによって選ぶべき針が変わります。この見極めがずれていると、切ったつもりでも癒着が残ってしまうでしょう。

再癒着によって凹みが戻る

一度は良くなったのに戻ってしまった、という訴えの背景にあるのが再癒着です。

切り離した皮膚と筋膜は、そのままにしておくと向かい合った状態で接しています。傷が治る過程でその面同士が再びくっつくと、持ち上がった凹みがまた引っ張られます。数か月かけて元に戻ったように感じるのは、多くがこのためです。

防ぐ方法として一般的なのが、切り離した隙間にヒアルロン酸を入れておくやり方です。物理的に間を空けておけば、面と面は再びくっつきません。切って終わりにするかどうかが、半年後の見え方を分けます。

サブシジョンの失敗ではないケースもある

不満として語られている内容のうち、相当な割合は施術の失敗にあたりません。ここを切り分けておくと、術後に不安を抱え込まずに済みます。代表的な2つのパターンを見ていきましょう。

ダウンタイムの症状を失敗と誤解している

先ほど見たとおり、内出血や腫れは一定の頻度で生じる想定内の反応です。ここで結果を分けているのは、事前にその可能性を知らされていたかどうかです。

同じ紫色の跡を見ても、聞いていた人は経過として受け止め、聞いていなかった人は失敗として受け止めます。カウンセリングでダウンタイムをどこまで丁寧に説明してくれるかは、クリニックの良し悪しを測る判断基準です。

効果判定のタイミングが早すぎる

サブシジョンで凹みが持ち上がる仕組みは二段構えになっています。癒着を切り離した瞬間の即時的な変化と、切離した空間にコラーゲンが新生して底上げされる緩やかな変化があり、後者には数か月単位の時間が必要です。

しかも術後1か月前後はむくみや軽い炎症が残り、肌の見え方が普段と異なる時期にあたります。判断材料としては条件が悪いタイミングだといえます。加えて、日焼け対策や保湿が不十分だと回復が遅れ、効果が出にくくなる点も見落とされがちです。

サブシジョンの効果はいつから?必要な回数の目安

肌の自信を取り戻した女性

いつ変化が出るのかを知らないまま施術を受けると、途中経過を最終結果と取り違えてしまいます。効果を実感するまでの期間と、必要な回数の目安を先に押さえておきましょう。

効果を実感し始めるのは1か月後から

施術直後にも、癒着が切り離されたことによる持ち上がりは生じます。ただし内出血やむくみが重なっているため、この段階での見え方はあてになりません。

はっきりした変化を実感し始めるのは、おおむね1〜3か月後とされています。腫れが引いた2〜3週間後から改善を感じる方もいれば、3〜6か月かけてゆっくり出てくる方もおり、凹みの深さや年齢によって幅があります。

1か月間隔で3回程度が一つの目安

深いクレーターや広範囲の症例では、複数回の積み重ねが前提になります。多くのクリニックが目安として示しているのは、1か月間隔で3回程度です。

ここで押さえておきたいのが通院間隔の意味です。1か月空けるのは予約枠の都合ではなく、切離部にコラーゲンが新生する時間を確保するためです。間隔を詰めても、まだ再構築の終わっていない組織へ手を加えることになり、効率は上がりません。

判定は最終施術から3か月後

3回のコースを組んだ場合、最終回から3か月後がひとまずの評価時点になります。最終的な仕上がりの確認を3〜6か月後に置くクリニックも多く、初回から数えて半年以上は経過を見守る心づもりが要ります。

結婚式や大きなイベントを控えているなら、当日から半年から8か月ほど遡ったところが着手の目安です。直前に詰め込むと、内出血が残った状態で本番を迎えかねません。

サブシジョンの失敗を防ぐクリニックの選び方

技術の巧拙を患者の立場で直接評価するのは困難です。ただ、質問への答え方から、その医師がどこまで治療設計を詰めているかは読み取れます。カウンセリングで確認したい4つの視点を挙げておきましょう。

  • ニキビ跡のタイプを正確に診断できるか
  • 鋭針とカニューレを使い分けているか
  • 再癒着を防ぐ手立てを提案できるか
  • 料金を総額で提示してくれるか

それぞれ詳しく解説します。

ニキビ跡のタイプを正確に診断できるか

自分の凹みがどのタイプで、どのくらい混在しているのかを尋ねてみてください。守備範囲の説明とセットで返ってくるかどうかが、期待値のズレを防いでくれます。

症例写真を見るときにも同じ視点が役立ちます。劇的に改善している症例は、ローリング型の比率が高いケースであることが多いため、自分の肌と条件が近いかを見極めながら眺めると、現実的な着地点が想像しやすくなるでしょう。

鋭針とカニューレを使い分けているか

どの層をどの針で切る予定か、と尋ねてみてください。使い分けに理由を添えて答えられる医師は、症例ごとに判断を変えている可能性が高いといえるでしょう。

条件を挙げずに片方だけを推す説明が返ってきたなら、もう少し掘り下げて聞いてみる価値があります。ライブリークリニックは公式サイトで、範囲や肌の状態に応じて使用する針を変えていると明示しています。

再癒着を防ぐ手立てを提案できるか

ヒアルロン酸や糸の併用を提案するか、しないのであればその理由を説明できるかを確認してください。術後半年の満足度に直結する部分です。

切離だけで完了とする説明に終始するなら、再癒着のリスクをどう見積もっているのかを聞いておきましょう。凹みの深さによっては、併用しない判断が適切な場合もあります。追加費用がかかる部分でもあるため、必要性とあわせて納得したうえで判断したいところです。

料金を総額で提示してくれるか

サブシジョンの費用はクリニックによる差が大きく、1cm×1cmあたり1万円前後を中心に、1万円を下回るところから3万円近いところまで開きがあります。

見落とされやすいのが周辺費用の存在です。局所麻酔代やカニューレ針代、ヒアルロン酸の併用分、術後の内服や外用薬が別料金になっていると、提示された金額と実際の支払額が大きく開くことがあります。広範囲を治療するなら、上限料金の設定があるかどうかも確認しておくと安心です。

サブシジョンと他の治療の併用で失敗のリスクを下げる

ニキビ跡治療で失敗したという話を聞いていくと、施術の選択ではなく組み合わせ方に原因があったケースが見受けられます。

ダーマペンやダーマローラーは、細い針で皮膚に微細な穴を開けて表皮から真皮浅層の再生を促す治療であり、効果が及ぶ深さがサブシジョンとまったく異なります。ダーマローラーで効果がなかったという声の多くは、深い癒着由来の凹みに表層の治療を繰り返していた結果です。

理想は、深部の癒着を切り離してから表層を整える順序です。癒着を残したまま表層だけを再生させても、引っ張られた凹みは元へ戻ってしまいます。

サブシジョンが向いている人

スキンケア用品

癒着によって引き込まれた凹みを抱えている方には、検討する価値が十分にあります。開口部の広いローリング型が中心で、指で皮膚を伸ばすと凹みが浅くなるようなタイプが典型例です。

フラクショナルレーザーやダーマペンを繰り返しても手応えが得られなかった方も対象に入ります。凹みの原因が皮下にあるなら、表面から何度アプローチしても届かないためです。

とくにこめかみや頬、フェイスラインのクレーターは、反応が得られやすい部位とされています。水ぼうそうの跡や外傷後の傷跡であっても、原因が皮下の癒着なら同じ理屈で改善が期待できます。

サブシジョンが向いていない人・施術できない人

赤みや色素沈着が主体で凹凸をともなわないニキビ跡は、サブシジョンの対象ではありません。皮下脂肪の萎縮による陥凹も同様であり、それぞれに適した別の治療が用意されています。

禁忌にあたるのは、以下の条件に当てはまる人です。

  • 妊娠中や授乳中の方
  • 治療部位に感染や単純ヘルペスの活動性病変がある方
  • ケロイド体質の方
  • 抗凝固薬や免疫抑制剤を使用中の方
  • 日焼け直後の方

このほかにも、持病や服用中の薬によって施術の可否が変わる場合があります。判断はクリニックによっても分かれるため、既往歴と服薬内容は診察時にすべて申告してください。

まとめ

サブシジョンの結果を左右しているのは、施術そのものよりも手前の判断です。凹みを引っ張っている線維を見極められているかどうか、症例に合った針を選べているかどうか、再癒着への手立てが用意されているかどうかが結果を左右する分かれ目です。この3点が固まっていれば、失敗と呼ばれる事態の多くは避けられます。

ライブリークリニックでは、範囲や肌の状態に応じて針を使い分け、ヒアルロン酸の併用によって再癒着を防ぐ設計を採用しています。まずはカウンセリングで、ご自身の凹みがどのタイプなのかを確かめるところから始めてみてください。

サブシジョンの料金表

サブシジョン

サブシジョン 1cm×1cm
11,000
【全顔最大料金】サブシジョン
110,000
ヒアルロン酸併用
55,000
麻酔
22,000
専用針代
5,500

※鎮静パック / 3,300円
※ニキビ面皰圧出 / 3,300円(1部位)

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このページの監修医師

坂田 将彰

坂田 将彰

経歴

  • 2019年 帝京大学 医学部卒業
  • 2019年 慶應義塾大学病院 入職
  • 2021年 大手美容外科 入職 分院長歴任
  • 2024年 LIVELY CLINIC