サブシジョンとは、ニキビ跡で残ってしまった肌の凹凸を改善するための治療法です。
ニキビ跡には、赤くなる、色素沈着によって茶色っぽく跡が残る、凹み(クレーター)が残ってしまうといった状態がよくあります。その中でニキビ跡の凹み(クレーター)は、ニキビによる炎症のダメージで皮膚の下の組織が硬くなる線維化が起こり、皮膚が内側から引っ張られることで凹みが生じる状態です。
サブシジョンは、広い範囲でくぼんでいるニキビ跡に特に適した治療法です。線維化によって硬くなってしまった組織に対して、皮膚へ斜めに針を入れて硬くなった組織を切断し、くぼんだ部分を持ち上げることでニキビ跡の凹み(クレーター)を改善します。
ニキビ跡の治療にはダーマペンも使われますが、ダーマペンは広く浅いニキビ跡に効果的な治療法です。ダーマペンでは十分に改善しないような深いニキビ跡に、サブシジョンは効果を発揮するといえます。