ノーリスは、次のような症状にお悩みの方におすすめです。
COLUMN
赤ら顔に効果的!ノーリスの特徴から注意点までしっかり解説
肌の赤みに悩んでいるけれど、治療後に肌が腫れることで日常生活に影響するのは避けたい。赤ら顔の治療とシミ治療、肌質改善を別々におこなうのは難しく、まとめて治療がしたい。そんなお悩みを抱えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなお悩みを抱えている方に、「ノーリス」という光治療(フォトフェイシャル)が注目されています。
ここでは、「ノーリス」の特徴や効果、注意点などについて詳しく解説いたします。
目次
- 1.ノーリスがおすすめな症状
- 2.ノーリスとはどんなもの?
- 3.ノーリスの特徴
- 3-1.熱のリスク(火傷・色素沈着)を抑えた赤ら顔に効果的な治療
- 3-2.2つの照射モードで幅広い肌トラブルに対応
- 3-3.高精度な照射で治療部位のみに効果を発揮
- 3-4.痛みやダウンタイムを最小限にした治療
- 3-5.国内で2つの薬事承認を取得した光治療器
- 4.ノーリスに期待できる効果とは?
- 4-1.赤ら顔に高い効果を発揮
- 4-2.シミ・そばかす・くすみの原因を除去
- 4-3.コラーゲンを生成して多くの肌トラブルを改善
- 5.ノーリスと他の治療法の違いは何なのか?
- 5-1.光治療とレーザー治療の違い
- 5-2.ノーリス(I2PL)と他のフォトフェイシャル(IPL)の違い
- 6.ノーリスによる施術の流れ
- 7.ノーリスの効果的な施術間隔・回数
- 8.ノーリスの注意点
- 8-1.施術を受けることができない方
- 8-2.施術による痛み・ダウンタイム
- 8-3.施術による副作用・リスク
- 8-4.施術に関する注意事項
- 9.ノーリスの料金
- 10.ノーリスで気になる赤みを消してキレイな肌に!
ノーリスがおすすめな症状
- 顔の赤み(赤ら顔・酒さ)や毛細血管拡張症
- シミ・そばかす・くすみ
- ニキビ・ニキビ跡
- 肌のハリや弾力の衰え
ノーリスはさまざまな肌トラブルに効果が期待できる治療です。その中でも、肌の赤みにお悩みの方へおすすめしたい治療です。
ノーリスとはどんなもの?
ノーリス(Nordlys)とは、光エネルギーを照射することで治療部位へ効果を促す次世代型の光治療(フォトフェイシャル)器です。従来の光治療ではIPL(Intense Pulsed Light)という光エネルギーを照射していますが、ノーリスはI2PLという次世代型IPLを搭載しており、従来よりも高い効果をもち、肌への負担とリスクを軽減した治療が可能となりました。
ノーリスは、デンマークのエリプス社(現在はキャンデラ社グループ)によって開発されました。そして、ノーリスは光治療器として、国内で初めて2つの薬事承認を取得しています。
実際に、ノーリスによる治療では赤ら顔の改善に高い効果を発揮します。そればかりか、ノーリスによる治療では、同時にシミ・そばかす・ニキビ・肌のハリといった幅広い肌トラブルの改善にも働きかける効果が期待できます。
ノーリスの特徴
ノーリスには次のような特徴があります。まずは、ノーリスの特徴にはどのようなものがあるかをみていきましょう。
- 熱のリスク(火傷・色素沈着)を抑えた赤ら顔に効果的な治療
- 2つの照射モードで幅広い肌トラブルに対応
- 高精度な照射で治療部位のみに効果を発揮
- 痛みやダウンタイムを最小限にした治療
- 国内で2つの薬事承認を取得した光治療器
熱のリスク(火傷・色素沈着)を抑えた赤ら顔に効果的な治療
ノーリスは、ウォーターフィルターを採用することで治療のために不要な波長(400 nm以下と950 nm以上の波長)をカットしています。カットされた波長には、遠赤外線のように火傷の原因となるものも含まれているため、火傷や色素沈着のような熱によるリスクを抑えた治療を可能にするのです。
不要な波長のカットは熱のリスクを抑え、同時に治療の際に発生する熱から肌を守るための冷却装置を不要とします。肌の治療において、冷却装置は肌を守るために必要でしたが、血管の収縮も引き起こすため、赤ら顔のような血管に対する治療には効果が半減してしまう恐れがありました。しかし、冷却装置が不要となったノーリスでは、血管が開いた状態のまま治療を可能とするため、赤ら顔に大変有効な治療といえます。
2つの照射モードで幅広い肌トラブルに対応
ノーリスは、肌へあてる機器(アプリケーター)を交換することで2つの照射モードに切り替えることができます。2つの照射モードには「デフォルト照射モード」と「エキスパート照射モード」があり、求める効果によってモードを変え、より適した治療を可能にしています。
「デフォルト照射モード」の特徴
- 機器の設定を必要とせず、幅広い症状に安全で効果的な治療ができる
- 治療におけるダウンタイムがほとんどない
「エキスパート照射モード」の特徴
- 機器の設定を症状によって調整し、デフォルト照射モードよりも高い効果を発揮する
- デフォルト照射モードよりもダウンタイムが現れやすい
- 赤ら顔やシミの治療といった特定の症状により効果的な治療が可能
高精度な照射で治療部位のみに効果を発揮
ノーリスは、従来の光治療器よりも高精度な照射を可能とし、パルス幅(照射時間の長さ)を調整することで治療部位にのみ効果を促すことができます。これにより、治療部位の周りの皮膚に不要な熱を伝えることなく、安全性の高い治療を可能にしています。
痛みやダウンタイムを最小限にした治療
ノーリスはI2PLを搭載しており、治療に不要な波長を遮断することで、肌への負担を抑えた理想的なエネルギー照射を実現しています。そのため、痛みやダウンタイムを最小限にした治療が可能となり、施術後であっても化粧(メイク)をして帰宅できるほど負担が抑えられています。これは、痛みやダウンタイムに抵抗がある方におすすめしたい特徴です。
国内で2つの薬事承認を取得した光治療器
ノーリスは2つの薬事承認を取得した光治療器です。薬事承認とは、医薬品や医療機器の有効性や安全性が審査の結果、認められて、厚生労働省の承認を得たことを意味しています。
ノーリスは次の薬事承認を取得しています。
- 血管病変(赤ら顔・毛細血管拡張症・老人性血管腫など)
- 色素性疾患(シミ・そばかすなど)
ノーリスに期待できる効果とは?
ノーリスは赤ら顔をはじめ、さまざまな肌トラブルの改善が期待できるものです。ここでは、ノーリスに期待できる効果について詳しく解説いたします。
- 赤ら顔に高い効果を発揮
- シミ・そばかす・くすみの原因を除去
- コラーゲンを生成して多くの肌トラブルを改善
赤ら顔に高い効果を発揮
赤ら顔には、何らかの原因によって毛細血管が拡張し、毛細血液が透けることで肌が赤く見えてしまうという原因があります。
ノーリスは、毛細血管の赤色に反応することで熱を加え、毛細血管を破壊・収縮することによって透けていた血管を目立たなくし、赤ら顔を改善する効果が期待できます。
ノーリスは、熱によるリスクを軽減する仕組みによって冷却装置を必要としていません。そのため、冷却による血管の収縮を起こさずに効率的なエネルギー照射が可能です。そして、赤ら顔を含む血管病変への高い効果から、ノーリスは血管病変の薬事承認を取得しています。
シミ・そばかす・くすみの原因を除去
IPLはさまざまな波長を含む光エネルギーを照射します。I2PLという次世代型IPLを搭載しているノーリスもそれは同様です。そして、ノーリスはシミの原因となるメラニンの黒色に反応して熱を加える波長も照射しており、この働きによってメラニンを分解し、体外へゆっくりと除去することでシミ・そばかす・くすみを改善する効果が期待できます。
コラーゲンを生成して多くの肌トラブルを改善
光エネルギーは波長によって効果的な症状が異なります。ノーリスは、さまざまな波長を含む光エネルギーが照射できるため、複数の症状へ同時に働きかけることができる治療です。
また、コラーゲンを生成する線維芽細胞の活性化も促すため、肌のキメやハリ、ツヤといった肌質改善にも有効です。
そのため、ノーリスは赤ら顔のような血管病変、シミ・そばかすといった色素性疾患、ニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き、肌質の改善など、多くの肌トラブルに効果が期待できます。
ノーリスと他の治療法の違いは何なのか?
肌トラブルに対する治療はいくつもありますが、ノーリスと他の治療法にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、光治療の一種であるノーリスと他の治療法の違いについて詳しく解説いたします。
光治療とレーザー治療の違い
ノーリスは光治療の1つです。光エネルギーを照射して肌トラブルの改善を促すのですが、同様に、光エネルギーを照射する治療にはレーザー治療もあげられます。光治療とレーザー治療の大きな違いは、照射する波長に幅がある「広域波長」なのか、特定の波長のみを照射する「単一波長」なのかという点です。
光エネルギーによる治療では、症状によって効果を発揮する波長が異なります。赤ら顔とシミに効果的な波長は違うのです。そのため、単一波長を照射するレーザー治療は症状に応じて波長を変える必要がありますが、効果をしっかり届けることができます。一方、広域波長を照射する光治療は、1度の照射で複数の症状に働きかけることができますが、その効果はレーザー治療よりも穏やかに働きかける治療といえます。
ノーリス(I2PL)と他のフォトフェイシャル(IPL)の違い
ノーリスは、I2PLという次世代型IPLを搭載した機器です。従来のIPLによる光治療との違いは、より高い治療効果と、向上した安全性にあります。
ノーリスは、従来の光治療よりも高精度な照射が可能となったため、治療部位にのみ効果的に光エネルギーを届けることができるようになりました。この結果、症状に対して効果がより高いものになったのです。また、治療のために不要な波長をカットすることで肌への負担を軽減し、痛みや火傷や色素沈着といったリスクを最小限に抑えた治療が可能になりました。
ノーリスによる施術の流れ
ノーリスによる施術は、次のような流れでおこなわれます。
1.カウンセリング・診察
2.洗顔
3.施術
4.アフターケア
まずはカウンセリングと診断をおこないます。患者様のご希望や肌のお悩みについて詳しく聞かせていただき、肌の状態を確認します。そして、治療に最適な方法をご提案します。
ノーリスによる治療では、洗顔の後にジェルを塗布し、施術をおこなうというのが一般的な流れです。
施術は10分程度で終わり、痛みはほぼ感じないという方がほとんどです。アフターケアとして保湿や日焼け止めによる紫外線対策をおこないます。また、化粧(メイク)をしてご帰宅いただくこともできます。
ノーリスの効果的な施術間隔・回数
ノーリスによる治療は、2~4週間ほど間隔を空けて5回ほど継続した治療が効果的です。
治療間隔や回数は、肌の状態や症状によって個人差があります。治療の詳細につきましては、担当医師とご相談のうえでご検討ください。
ノーリスの注意点
ノーリスの治療は次のような注意が必要です。
- 施術を受けることができない方
- 施術による痛み・ダウンタイム
- 施術による副作用・リスク
- 施術に関する注意事項
施術を受けることができない方
ノーリスは、次の方は施術を受けることができません。
- 妊娠中・授乳中の方
- 治療部位に単純ヘルペス1型、2型の活動病変がある方
- 治療部位に皮膚炎や化膿がある方
- 治療部位に過度な日焼けをしている方
上記に該当する方は施術を受けることができません。医師へご相談ください。
施術による痛み・ダウンタイム
ノーリスはほとんど痛みを感じることがない治療です。個人差はありますが、ゴムではじかれるような軽い痛みを感じるという方もいらっしゃいます。
ダウンタイムに関しては、施術直後に治療部位が赤くなることがありますが、数時間ほどで落ち着いていきます。また、一時的にシミが濃くなることがありますが、これはメラニン除去の過程で起こるものです。1~2週間でかさぶたに変わり剥がれるため、不用意にいじらないようにしましょう。
施術による副作用・リスク
ノーリスは肌への負担が少なく、安全性の高い治療です。しかし、次のような副作用・リスクを発生する可能性があります。
- 赤み
- 腫れ
- 熱感(ほてり)
- かさぶた
- 色素沈着
かさぶたを不用意に剥がすと、色素沈着を引き起こす可能性があります。自然に剥がれるのを待ちましょう。副作用・リスクには個人差があるため、気になる肌トラブルが起こりましたら、悩まずに医師へご相談ください。
施術に関する注意事項
ノーリスによる施術後は肌が乾燥しやすいため、しっかりと保湿をすることが大切です。また、紫外線の影響を受けやすく、紫外線によって色素沈着を引き起こす可能性があります。日焼け止めなどによる紫外線対策を十分おこなうようにしましょう。そして、摩擦や引っ掻くといった肌に負担をかけるようなことはお控えください。
ノーリスの料金
ライブリークリニックにおけるノーリスの料金は次のとおりです。
ノーリスで気になる赤みを消してキレイな肌に!
ノーリスは、赤ら顔のような血管病変に高い効果を発揮し、同時にシミやそばかす、ニキビや肌質改善といった効果も期待することができる治療です。そして、治療による痛み・ダウンタイムがほとんどないため、治療をした当日から変わらない日常生活に戻りたいという方に大変おすすめです。
ノーリスを検討したい。ノーリスで肌の悩みを解消できるか相談したい。そのような方がいらっしゃいましたら、お気軽にライブリークリニックへご相談ください。
ライブリークリニックには、豊富な肌治療の経験と専門知識をもった医師や看護師が在籍しております。患者様のお悩みに対して、ノーリスだけでなく多様な治療から最適な方法のご提案も可能です。ぜひライブリークリニックへご相談ください。