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アビクリアとは?効果が出る時期と料金相場、ニキビ跡治療との順番

「アビクリアを受ければ、ニキビもニキビ跡もまとめてきれいになりそう」と期待する人は多いはずです。しかし、アビクリアが得意なのは「これからできるニキビ」を減らすことで、すでにできた凹みを戻す治療ではありません。

本記事では、仕組みや効果が出る時期、治療の痛み、料金の目安に加え、ニキビ跡治療とどのような順番で治療を進めるかを解説します。

目次

アビクリアとは

スキンケアする女性

アビクリアは、皮脂をつくる「皮脂腺」にレーザーの熱を届け、皮脂の出すぎを抑えることでニキビをできにくくする医療機器です。米国のメーカーが開発して米国で先に承認を受け、国内でも2025年5月に中等症から最重症のニキビの治療機器として承認されました。照射と同時に肌の表面を冷やす仕組みをもち、肌の色の濃さに左右されにくい点も特徴です。

ニキビは、毛穴に皮脂が詰まり、毛穴の中でアクネ菌が増えて炎症を起こすと悪化します。保険診療の塗り薬が毛穴の詰まりや炎症を抑えるのに対し、アビクリアは皮脂がつくられる場所そのものに働きかける治療です。施術の基本は、次の3点にまとまります。

アビクリアの基本情報

アビクリアで期待できる変化

アビクリアで期待できる変化の中心は、新しいニキビが減ることです。皮脂が減った結果として、テカリや毛穴の目立ち方に変化を感じる人もいます。ただし、承認を受けているのはあくまでニキビの治療で、テカリや毛穴の目立ち方の改善は人によって感じ方が分かれる副次的な変化と考えておきましょう。

新しいニキビができにくくなる

アビクリアで新しいニキビができにくくなるのは、毛穴の詰まりの元になる皮脂が減るからです。白ニキビや黒ニキビのように毛穴に皮脂がたまった段階から、詰まりが起きにくくなります。

一方で、すでに膿をもった大きなニキビを、照射したその日に消す治療ではありません。炎症が強いニキビは、塗り薬や飲み薬、面皰圧出(毛穴の中身を押し出す処置)と並行して落ち着かせるのが一般的です。

テカリが落ち着く人もいる

アビクリアで皮脂の分泌が抑えられると、昼過ぎに額や鼻がテカる、化粧が崩れやすいといった悩みが軽くなったと感じる人もいます。

肌は乾燥すると、かえって皮脂を多く出すことがあります。洗いすぎで乾燥している場合は、保湿を見直すだけでテカリが落ち着くこともあるため、施術後も洗顔は優しく、保湿を続けることが大切です。普段の洗顔や保湿の方法は、カウンセリングで医師に相談してみましょう。

毛穴の変化を感じる人もいる

皮脂が減って毛穴に皮脂がたまりにくくなると、鼻の黒ずみや毛穴の開きが目立ちにくくなったと感じる人もいます。

ただし、毛穴の開きの原因は皮脂だけではありません。加齢によるたるみで毛穴が縦に伸びて見える場合は、皮脂を減らしても変化は小さいため、肌を引き締める治療を選ぶほうが合理的です。自分の毛穴の開きがどちらの原因によるものかは、カウンセリングで医師に診てもらうと判断しやすくなります。

アビクリアでは凹んだニキビ跡は治らない

アビクリアで新しいニキビを減らせても、すでにできた凹みのニキビ跡は元に戻りません。凹みは、炎症で肌の奥のコラーゲンが壊れ、皮膚が下に引きつれて起きるもので、皮脂を減らしても壊れた組織は再生しないためです。

凹みの治療は、新しいニキビが落ち着いてから始めるのが基本です。炎症が続いている間に凹みを治しても、新しいニキビが次の跡を作り、治療の効果が追いつきません。繰り返すニキビをアビクリアで減らしておくと、跡の治療に進んだ後も新しい凹みが増えにくくなります。

ライブリークリニックが中心に扱うのは、癒着した皮膚を針で切り離すサブシジョンや、自己真皮再生術のジュブゼンなど、凹んだニキビ跡の治療です。ご興味があれば、ぜひお問い合わせください。

アビクリアの効果

スキンケア用品

アビクリアによる皮脂の減少を早めに感じる人もいますが、ニキビが減る効果は3回の施術を終えてから数か月かけて現れます。3回の施術に約3か月、効果を見極めるまでにさらに3〜6か月かかるため、治療全体では半年から9か月ほどを見込んでおきましょう。

施術は1か月ごとに3回受ける

アビクリアは、1か月ほどの間隔をあけて3回受けるのが基本です。間隔は4〜6週間が目安で、予定が合わずに少しずれた場合も、医師が肌の状態を見て次の日程を決めます。3回の施術を受け終わるまでには、おおよそ3か月かかると考えておきましょう。

照射の際は、照射部位や痛みの感じ方を確かめながら進めます。3回を終えた後も、ニキビの状態によっては4回目以降の追加照射を受けられるクリニックがあります。

効果は3回目から3〜6か月後に見極める

アビクリアの効果を見極める時期は、3回目の施術から3〜6か月たったころです。途中で変化が小さいと感じても、3回を終える前にやめると、効果を確かめられないまま治療が終わります。治療中の変化の目安は、次の2つの時期で分けて見ると分かりやすいでしょう。

アビクリアの効果と回数

施術当日は4つの手順で進む

アビクリアの施術当日は、診察、洗顔、照射、アフターケアの4つの手順で進むのが一般的です。

  • 医師が肌の状態を診て、照射する範囲と出力を決める
  • メイクを落として洗顔し、肌の油分をふき取る
  • 肌を冷やしながらレーザーを照射する(全顔で30分前後)
  • 照射後の肌を落ち着かせ、保湿や紫外線対策の注意を受ける

照射が終わった後は、多くの場合そのまま普段どおり過ごせます。ただし、施術当日は激しい運動やサウナ、長湯を避けるよう案内するクリニックもあります。

アビクリアの痛みとダウンタイム

アビクリアの痛みやダウンタイムは、レーザー治療の中では軽い部類です。ただし、施術後に一時的にニキビが増えることがあるため、前もって知っておくと「悪化した」と慌てずに済みます。

痛みは冷却と出力調整で和らぐ

アビクリアの照射中の痛みは、輪ゴムで弾かれるようなピリッとした刺激として感じられます。機器には照射と同時に肌を冷やす機能があり、麻酔を使わずに受けられる人がほとんどです。

皮脂腺が発達している部位では痛みを強く感じることもありますが、その場で伝えれば照射の出力を調整してもらえます。痛みが不安な人は、カウンセリングの段階で痛みへの対応を確かめておきましょう。

赤みや腫れは数日以内に引く

アビクリアの施術後は、照射した部分に赤みやほてり、軽い腫れが出ることがあります。多くは数時間から数日で引き、メイクも当日から可能とするクリニックが一般的です。主なリスク・副作用は、次のとおりです。

  • 赤み、ほてり、腫れ、むくみ
  • 肌の乾燥やつっぱり感
  • レーザー治療に共通する可能性として、まれにやけどや色素沈着

赤みや腫れが1週間以上続く場合は、施術を受けたクリニックに連絡してください。

一時的にニキビが増えることがある

アビクリアの施術後に、ニキビが一時的に増えることがあります。皮脂腺に熱が加わり、毛穴にたまっていた皮脂や詰まりが肌の表面に現れるためで、「パージング」や「好転反応」と呼ばれています。

1回目の施術後に起こりやすく、施術後1〜3週間ほどで現れて、その後は落ち着いていくのが一般的です。自分でつぶすと跡が残りやすいため、気になるときは次の施術を待たずにクリニックへ相談しましょう。

アビクリアが向いている人と受けられない人

施術を受けた後の女性

アビクリアは誰でも受けられる治療ではありません。ニキビの状態だけでなく、飲んでいる薬や体の状態によって、向き不向きや施術の可否が分かれます。申し込む前に、自分がどちらに当てはまるかを確かめておきましょう。

向いている人

アビクリアが向いているのは、保険診療の塗り薬ではニキビを抑えきれず、繰り返しできてしまう人です。具体的には、次のような人が当てはまります。

  • 保険の塗り薬や飲み薬を続けても、ニキビを繰り返す人
  • 塗り薬で肌が荒れやすく、外用薬を続けにくい人
  • 飲み薬の副作用が心配で、内服以外の方法を探している人

アビクリアは皮脂の出すぎが原因のニキビに適した治療で、ホルモンや生活習慣が主な原因のニキビでは、単独では十分な効果が出にくい場合もあります。一方で、今ある凹んだニキビ跡だけを治したい人や、月1回、3か月続けて通う時間を確保できない人には、ほかの治療のほうが合うでしょう。

受けられない人

アビクリアの施術を受けられない、または延期になることが多いのは、次のような人です。

  • イソトレチノイン(皮脂を減らすニキビの飲み薬)を服用している人
  • 妊娠中や授乳中の人
  • 施術する部位に日焼けや傷、強い炎症がある人
  • ケロイド体質の人

直近6か月以内にイソトレチノインを飲んでいた人は、必ず事前に医師に相談してください。施術前の4週間ほどは日焼けを避けるよう案内するクリニックもあるため、夏の旅行などの予定は早めに伝えておきましょう。服用中の薬やサプリメントも、カウンセリングの際にすべて伝えてください。

アビクリアと他のニキビ治療は狙う場所が違う

アビクリアとほかのニキビ治療の違いは、ニキビができる過程のどこに働きかけるかにあります。代表的な4つの治療は、次のように分かれます。

アビクリアとほかのニキビ治療の違い

塗り薬が治療の土台で、アビクリアは塗り薬で抑えきれない人が次に検討する治療という位置づけです。イソトレチノインとアビクリアの共通点は、どちらも皮脂腺に働きかけることです。違いは、飲み薬として全身に作用するか、レーザーで顔の皮脂腺だけを狙うかにあります。

アビクリアに関するよくある質問

料金やメイク、年齢の条件など、申し込む前に確かめておきたい点をまとめました。

アビクリアは1回だけでも効果がありますか?

効果を判断するには3回が必要です。1回目の後から皮脂の減少を感じる人もいますが、ニキビの減り方は3回を終えてから3〜6か月かけて見極めます。途中でやめると効果を確かめられないため、3回を通して受ける前提で計画を立てましょう。

アビクリアは保険適用になりますか?

なりません。アビクリアは自由診療で、料金は全額自己負担です。2026年9月時点で公開されている複数の美容皮膚科の料金では、3回分の総額は、全顔でおよそ15万〜29万円、両頬で9万〜18万円、鼻など一部で5万〜12万円が目安です。診察料や再診料が別にかかるかどうかも、見積もりの段階で確認しておきましょう。

施術後すぐにメイクできますか?

多くのクリニックで当日から可能です。施術直後に赤みや熱感がある場合は、刺激の少ないメイク用品を選び、肌をこすらないように気をつけてください。施術後の肌は紫外線の影響を受けやすいため、日焼け止めでの対策も続けましょう。

中学生や高校生でも受けられますか?

受けられるクリニックはあります。13歳以上から受け付け、18歳未満には保護者の同意書を求めるクリニックも見られます。思春期のニキビは成長とともに変わりやすいため、まず皮膚科の保険診療で治療を始め、それでも繰り返すときにアビクリアを相談する流れが一般的です。

アビクリアの効果はずっと続きますか?

長く続きやすい治療です。ただし、皮脂の量はホルモンバランスや睡眠、ストレスでも変わるため、ニキビが二度とできなくなるわけではありません。

年月がたって再びニキビが増えた場合は、追加の照射を相談できます。3回を終えた後も、ニキビの状態をときどき医師に診てもらうと、追加照射が必要かどうかを判断しやすくなるでしょう。

アビクリアの後にニキビ跡の治療は受けられますか?

受けられます。跡の治療に進む時期は、新しいニキビの落ち着き具合を見て医師が判断するのが一般的です。赤みや色素沈着は時間とともに薄れることもあるため、凹みが残っているかを見極めてから治療を選ぶと、不要な施術を避けられます。

まとめ

アビクリアは、皮脂腺に働きかけて「これからできるニキビ」を減らす治療です。一方で、すでにできた凹みは元に戻らないため、跡は別の治療で整える必要があります。

ライブリークリニックでは無料カウンセリングを行っており、凹みや赤みなど残った跡の状態に合わせて、サブシジョンやジュブゼンなどから治療を提案しています。ニキビが落ち着いた後の跡の治し方は、浜松町院・船橋院・大阪院で相談が可能です。ぜひご相談ください。

このページの監修医師

林 政男

林 政男

経歴

  • 2017年 東京医科大学卒業
  • 2019年 東京医科大学耳鼻咽喉科頭頸部外科 入職
  • 2021年 都内美容外科・皮膚科
  • 2023年 THE CLINIC
  • 2024年 LIVELY CLINIC