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クォンタムRFのダウンタイムはどのくらい?施術後の経過や過ごし方、副作用まで徹底解説

クォンタムRFのダウンタイムはどのくらい?施術後の経過や過ごし方、副作用まで徹底解説

切らないたるみ治療として注目を集めている「クォンタムRF」は、皮膚の内側からフラクショナルRF(ラジオ波)を照射し、顔や体のたるみを強力に引き締める最新の美容施術です。メスを使わない施術とはいえ、気になるのはダウンタイムの長さや症状ではないでしょうか。

本記事では、クォンタムRFのダウンタイムの目安や日数ごとの経過、副作用、過ごし方のポイントまで詳しく解説します。クォンタムの施術を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

クォンタムRFとは

クォンタムとは、「イグナイトRF」と呼ばれるデバイスを用いた施術のひとつで、皮下組織にフラクショナルRF(ラジオ波)を直接照射するたるみ治療です。先端から8方向に高周波エネルギーを放出し、たるみの原因となるFSN(Fibrous Septal Network/線維性隔壁ネットワーク)を瞬時に収縮させることで、強力なリフトアップ効果を得られます。

従来のフェイスリフト手術のようにメスで大きく切開する必要がなく、針穴ほどの小さな入口からアプローチするため、傷跡が目立ちにくい点が大きな特徴です。顔だけでなく、二の腕や腹部、太ももなど体のたるみにも対応でき、脂肪吸引や糸リフトとの併用施術も可能とされています。

クォンタムRFの仕組みと特徴

クォンタムの最大の特徴は、皮膚の表面ではなく内側から高周波を照射する点にあります。ハンドピースの先端に搭載されたフラクショナルRF電極が、真皮層から皮下脂肪層にかけて熱エネルギーを与える仕組みです。具体的には、直径2.2mmの極細カニューレ先端から360°方向に高密度RFが照射されます。カニューレの周囲1mm以内が最大100℃に到達し、その熱がコラーゲン繊維の収縮と再生を促すと同時に、余分な脂肪細胞を破壊する作用も期待できます。

施術部位に応じて顔用(10cm)とボディ用(25cm)の2種類のハンドピースを使い分けるため、ほうれい線や顎下など細かい部位にもピンポイントでアプローチ可能です。面で均一に引き締めることができるため、自然な仕上がりが期待できる点も魅力のひとつといえるでしょう。

クォンタムRFに期待できる効果

クォンタムでは、たるみ改善・リフトアップや小顔効果、肌質改善、ほうれい線の改善といった効果が期待されています。FSNの収縮によりフェイスラインや顎下のもたつきを引き締め、余分な脂肪を減少させながら輪郭をシャープに整えます。

コラーゲン生成が促進されることで肌のハリや弾力もアップしますが、施術直後は麻酔による浮腫や熱が原因の腫れが見られるでしょう。その後3〜6か月にかけてコラーゲンの再生が進むことで、さらに効果が高まるとされています。効果の持続期間には個人差がありますが、一般的に1〜2年程度は効果が続くといわれています。

クォンタムRFのダウンタイムの目安

クォンタムは切開を伴わない施術のため、フェイスリフト手術に比べるとダウンタイムは大幅に短い傾向にあります。一般的な目安は約1〜2週間で、完全に腫れが引いて最終的な仕上がりが確認できるまでには1〜3か月程度かかることもあります。

施術当日〜3日目の経過

施術当日は局所麻酔の影響もあり、顔全体にむくみや腫れが目立つ状態になります。鈍い痛みや熱感を感じることもありますが、処方された鎮痛薬で対処できる範囲がほとんどです。翌日から3日目にかけては腫れのピークを迎えることが多く、内出血が出る方もいます。

フェイスバンド(圧迫バンド)の装着が推奨される期間でもあるため、人前に出る予定はなるべく避けたほうがよいでしょう。洗顔やメイクは施術後48時間を経過してから可能になるケースが一般的とされています。この期間は安静を心がけ、施術部位に触れないよう注意してください。

施術後4日目〜1週間の経過

4日目以降になると、腫れや内出血は徐々に落ち着いていきます。内出血がある場合は黄色っぽく変色しながら消退していくため、コンシーラーなどでカバーできる程度になる方が多いでしょう。

1週間が経過すると日常生活にほぼ支障がない状態まで回復するのが一般的です。ただし、施術部位につっぱり感や硬さ(拘縮)を感じることがあり、組織が修復・再構築されている過程で生じる正常な反応とされています。この時期から軽い運動は再開できますが、激しい運動はもう少し控えたほうが安心です。

施術後2週間〜1か月の経過

2週間を過ぎると、外見上のダウンタイムはほぼ解消されます。腫れや内出血の跡もほとんど消え、施術前と比較してフェイスラインの引き締まりを実感し始める時期です。拘縮によるつっぱり感は1〜3か月程度続くことがありますが、徐々に柔らかくなっていきます。

コラーゲンの生成が進む期間でもあるため、時間が経つほどに肌のハリや弾力がアップしていくのを感じられるでしょう。1か月を過ぎた頃には、施術の効果をしっかりと実感できるようになる方がほとんどです。

クォンタムRFの副作用・リスク

クォンタムは比較的安全性の高い施術とされていますが、医療行為である以上、一定のリスクは存在します。具体的には、以下のような副作用・リスクが考えられます。

  • 腫れ・むくみ
  • 内出血
  • 拘縮(つっぱり感)
  • 痛み
  • 火傷(やけど)
  • 神経障害

事前に起こりうる副作用を理解しておくことで、施術後の不安を軽減できるはずです。

腫れ・むくみ

施術後にもっとも多く見られる症状が腫れやむくみです。特に施術直後から3日間がピークとなり、その後徐々に引いていきます。圧迫バンドの適切な装着やアイシングで症状を和らげることが可能です。腫れの程度には個人差がありますが、1週間程度で目立たなくなるケースがほとんどとされています。

外出時にはマスクやフェイスバンドで隠せる程度まで落ち着くでしょう。腫れが長引く場合や急激に悪化する場合は、担当医に相談することをおすすめします。

内出血

皮下組織にアプローチするため、内出血が出る場合があります。発生した場合でも1〜2週間程度で自然に吸収されるのが通常です。施術前に抗血小板作用のある薬やサプリメント(魚油、ビタミンEなど)を服用している方は、出血リスクが高いため、事前に担当医へ相談しておくと安心でしょう。

内出血が出やすい体質の方は、施術後のスケジュールに余裕を持たせることをおすすめします。内出血はメイクでカバーできる程度であることがほとんどですが、気になる場合は外出を控えるとよいでしょう。

拘縮(つっぱり感)

施術後に感じるつっぱり感や硬さは「拘縮」と呼ばれ、皮下組織が修復・収縮する過程で起こる反応です。不快に感じることもありますが、組織の引き締めが進んでいるサインでもあります。

通常1〜3か月で徐々に改善するとされており、マッサージなどは担当医の指示に従って行うようにしてください。無理に揉みほぐそうとすると、かえって回復を遅らせる可能性があります。拘縮が気になる場合は、クリニックでのアフターケアを受けることも検討してみてください。

痛み

施術中は局所麻酔を使用するため、強い痛みを感じることはほとんどありません。施術後は鈍い痛みや筋肉痛のような感覚が数日間続くことがありますが、処方された鎮痛薬で十分にコントロールできる範囲です。

痛みの感じ方には個人差があるため、不安な場合はカウンセリング時に麻酔の方法や術後の痛み対策について確認しておくとよいでしょう。痛みが強い場合や長期間続く場合は、担当医に相談することをおすすめします。

火傷(やけど)

高周波による熱エネルギーを使用するため、まれに火傷のリスクがあります。経験豊富な医師が適切な出力設定で施術を行うことで、リスクを最小限に抑えられます。クリニック選びの際には医師の実績や症例数を確認し、カウンセリングで施術時の安全対策についても質問しておくと安心です。

万が一痛みや発赤、水泡などが生じた場合は、速やかにクリニックへ連絡してください。適切な処置を受けることで、跡が残るリスクを軽減できます。

神経障害

ごくまれに、施術部位周辺の一時的なしびれや感覚の鈍化が起こる場合があります。多くは一時的な症状であり、数週間から数か月で回復するケースがほとんどとされています。気になる症状が続く場合は、速やかに施術を受けたクリニックへ相談してください。

術後の経過観察を怠らず、異常を感じたら早めに対処することが大切です。神経障害のリスクを最小限に抑えるためにも、経験豊富な医師による施術を受けることが重要といえます。

クォンタムRFのダウンタイム中の過ごし方

ダウンタイムを短くし、施術効果を最大限に引き出すためには、施術後の過ごし方が重要なポイントとなります。具体的には、次のような過ごし方が推奨されます。

  • 圧迫バンドの装着
  • 洗顔・メイク・入浴の再開時期
  • 運動・飲酒の制限
  • 紫外線対策

担当医の指示に従いつつ、以下の点に注意して過ごしましょう。

圧迫バンドの装着

施術後は圧迫バンド(フェイスバンド)を装着するよう指示されることがほとんどです。48時間以上の装着が推奨されるケースが一般的で、腫れの軽減や皮膚の密着を助ける効果があります。寝るときも含めてできるだけ長時間装着しておくと、回復がスムーズに進みやすくなるでしょう。

また、バンドがずれないよう、適切なサイズを選ぶことも重要です。装着中に違和感や痛みを感じる場合は、担当医に相談して調整してもらうことをおすすめします。

洗顔・メイク・入浴の再開時期

洗顔やメイクは、施術後48時間を経過すれば再開できるのが一般的です。ただし、施術部位を強くこすったり、刺激の強い化粧品を使用したりすることは避け、優しくケアするよう心がけてください。

入浴に関しても施術当日はシャワー程度にとどめ、長時間の入浴やサウナは1〜2週間控えるのが望ましいとされています。体温が上がると腫れが悪化する可能性があるためです。施術部位を清潔に保ちながら、刺激を与えないよう注意して過ごしましょう。

運動・飲酒の制限

激しい運動や飲酒は血行を促進し、腫れや内出血を悪化させる要因になります。施術後48時間は運動を控え、その後も1〜2週間は軽い運動にとどめておくのが安心です。飲酒についても同様に、最低でも数日間は控えることが推奨されます。回復を優先し、無理のないペースで日常生活に戻していきましょう。

運動を再開する際は、ウォーキングなど軽いものから始め、徐々に強度を上げていくことをおすすめします。

紫外線対策

施術後の肌はデリケートな状態にあるため、紫外線によるダメージを受けやすくなっています。外出時は日焼け止めをしっかり塗布し、帽子や日傘を活用するなど十分な紫外線対策を行ってください。色素沈着のリスクを抑えるためにも、施術後1か月程度は特に注意が必要です。

日常的に紫外線対策を習慣づけておくことで、肌の回復もスムーズに進みます。室内にいる場合でも窓からの紫外線には注意し、日焼け止めの使用を心がけましょう。

クォンタムRFと他施術のダウンタイム比較

クォンタムを検討する際、ほかのたるみ治療とのダウンタイムの違いも気になるところです。代表的な施術と比較して見てみましょう。

ハイフ(HIFU)との比較

ハイフは超音波エネルギーでSMAS層に熱を加える施術で、ダウンタイムはほぼなしとされています。

施術直後からメイクが可能で、日常生活にすぐ戻れる点が大きなメリットです。一方、クォンタムはハイフよりも強力な引き締め効果が期待できる反面、1〜2週間程度のダウンタイムが必要となります。

たるみの程度が軽い場合や忙しくてダウンタイムを取れない方にはハイフが、しっかりとしたリフトアップを求める場合はクォンタムが適しているといえるでしょう。

糸リフトとの比較

糸リフトは特殊な糸を皮下に挿入して物理的にリフトアップする施術で、ダウンタイムは1〜2週間程度です。

クォンタムとほぼ同等のダウンタイムですが、作用の仕組みが異なります。糸リフトは即時的な引き上げ効果が高い一方、クォンタムは面全体を均一に引き締める特徴があります。それぞれの特徴を活かして両施術を併用するケースも増えており、より高いリフトアップ効果を求める方には併用も選択肢のひとつとなるでしょう。

フェイスリフトとの比較

フェイスリフト手術はもっとも強力なたるみ治療ですが、ダウンタイムは2〜4週間と長く、傷跡が残るリスクもあります。全身麻酔が必要な場合もあり、体への負担も大きい施術です。

クォンタムは切開不要で傷跡がほとんど残らないため、「手術はしたくないが、しっかり引き締めたい」という方に適した選択肢といえるでしょう。ダウンタイムや体への負担を考慮しながら、自分に合った施術を選ぶことが大切です。

クォンタムRFの施術を受ける際の注意点

クォンタムの施術を検討する際には、いくつかの注意点を事前に把握しておく必要があります。具体的には、以下の3点です。

  • 施術を受けられない方
  • 未承認機器であること
  • クリニックを慎重に選ぶ

それぞれ詳しく解説します。

施術を受けられない方

妊娠中や授乳中の方、施術部位に感染症や炎症がある方、ペースメーカーなどの体内に金属を使用している方は、施術を受けられないのが一般的です。そのほかにも、重度の糖尿病や心臓疾患をお持ちの方、ケロイド体質の方なども施術が制限される場合があります。

持病や服用中の薬によっては施術が難しいこともあるため、カウンセリング時に担当医へ正確に申告することが大切です。自己判断せず、必ず医師に相談してから施術を検討してください。

未承認機器であること

クォンタムで使用されるイグナイトRFは、日本の厚生労働省による承認を受けていない未承認医療機器です。海外では一定の実績がありますが、国内における安全性や有効性に関する公的な評価はまだ確立されていません。

施術を受ける際には、未承認機器を使用するリスクについて十分に理解しておく必要があります。カウンセリング時に未承認機器であることの説明を受け、納得したうえで施術に臨むようにしてください。

クリニックを慎重に選ぶ

クォンタムは比較的新しい施術のため、導入しているクリニックはまだ限られています。医師のRF機器に関する経験や症例数、カウンセリングの丁寧さ、アフターフォロー体制などを総合的に判断し、信頼できるクリニックを選ぶことが、満足のいく結果を得るための第一歩となるでしょう。

複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討することもおすすめです。料金だけでなく、医師の技術力や対応の丁寧さも重視して選んでください。

まとめ

クォンタムは、切開不要でありながら強力なたるみ改善効果が期待できる最新のフラクショナルRF治療です。ダウンタイムは一般的に1〜2週間程度で、腫れや内出血が主な症状として現れます。フェイスリフト手術に比べると大幅に短い回復期間で日常生活への復帰が可能です。

また、施術後は圧迫バンドの装着や洗顔・メイクの制限、運動や飲酒の制限といった注意事項を守ることで、ダウンタイムを最小限に抑えながら施術効果を最大化できます。未承認機器を使用する施術であることを理解したうえで、経験豊富な医師のいる信頼できるクリニックを選び、納得のいくカウンセリングを受けてから施術に臨みましょう。

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このページの監修医師

坂田 将彰

坂田 将彰

経歴

  • 2019年 帝京大学 医学部卒業
  • 2019年 慶應義塾大学病院 入職
  • 2021年 大手美容外科 入職 分院長歴任
  • 2024年 LIVELY CLINIC