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クォンタムRFのデメリットと注意点|後悔しないために知っておくべきこと

クォンタムRFのデメリットと注意点

たるみ・リフトアップ治療として注目を集めているのが、クォンタムRFです。高い引き締め効果が期待できる一方で、「デメリットはないの?」「リスクが心配で踏み出せない」という声も多く聞かれます。気になる施術のデメリットをあらかじめ知っておくことは、後悔のない選択をするうえで欠かせません。

特に皮下に直接アプローチするクォンタムRFのような施術では、メリットと同じくらいリスクの理解が満足度を左右します。美容医療はやり直しが難しい分野だからこそ、正しい知識を持ったうえで決断することが重要です。

本記事では、クォンタムRFのデメリット・リスク・注意点をできる限り詳しく解説します。

目次

クォンタムRFとは

クォンタムRFは、インモード社が開発したイグナイトRFプラットフォームの最上位のハンドピースを使用する施術です。皮下に細いカニューレ(針)を挿入し、8方向へ高周波(RF)エネルギーを照射することでコラーゲンの収縮と再生を促し、たるみを内側から引き締めます。

この施術を理解するうえで参考になるのが、「機械治療」と「外科手術」の中間に位置するという捉え方です。ハイフ(HIFU)やフォトフェイシャルのような機械治療は、皮膚の外側からエネルギーを届けるため体への侵襲が少ない反面、効果の上限があります。

一方、フェイスリフト(切開リフト)は皮膚を直接切開して引き上げる手術であり、効果は強力ですが身体的・精神的な負担が大きくなります。クォンタムRFは、切開せずに皮下へ直接アプローチするという点で、両者のちょうど中間にあたります。機械治療では届かない深さへ作用しながら、外科手術ほどの負担を避けられる点が、この施術の本質的な特徴といえるでしょう。

「切らずに本格的なたるみ治療をしたい」というニーズに応える施術として、近年多くのクリニックに導入が進んでいます。

クォンタムRFの主なデメリット・リスク

クォンタムRFには複数のデメリット・リスクがあります。施術前に正しく把握しておくことが、満足度の高い結果につながります。メリットを強調する情報は多く目に入りやすいですが、デメリットを知らずに受けることがもっとも後悔につながりやすいため、ここでは率直にお伝えします。

やけどのリスクがある

クォンタムRFは皮下に直接熱エネルギーを届ける施術であるため、照射量の設定や施術技術によっては熱傷(やけど)が生じる可能性があります。皮膚表面の温度管理が適切でなければ、炎症・色素沈着・瘢痕(はんこん)が残るリスクも否定できません。

このリスクは機器の設計そのものよりも、医師の技術と経験値に大きく左右される点が重要です。特に顔まわりや皮膚の薄い部位では、より慎重なエネルギー制御が求められます。

同じ機器を使っていても、医師によって照射パターンや出力の判断は異なります。施術実績が豊富で、トラブル事例への対応経験もある医師のもとで受けることが、リスク軽減の第一歩です。当院では、クォンタムRFに搭載された温度センサーを医師が常時モニタリングすることで火傷リスクを回避しております。気になる方はぜひご相談ください。

凹凸・引きつれが残ることがある

皮下組織に直接働きかける施術の特性上、照射が均一でない場合や過剰になった場合、皮膚表面に凹凸や引きつれが生じることがあります。とりわけ脂肪吸引と同時に行う場合は組織の変化が複合的に起きるため、仕上がりの予測がより難しくなります。

凹凸や引きつれは施術直後より、腫れが引いたダウンタイム後に目立つケースがある点も覚えておきたいポイントです。一度生じると改善に時間がかかることがあり、修正施術が必要になる場合もあります。施術前のカウンセリングで過去の症例写真を確認し、術後経過についても率直に話してくれる医師を選ぶことが大切です。

ライブリークリニックでは、アフターケア体制を整えております。術後に不安なことや、少しでも気になる異変を感じられましたら、無償で診察を行っております。どうぞご遠慮なくご連絡ください。

効果の実感に個人差が大きい

元々の皮膚の状態・年齢・脂肪量・コラーゲンの再生力によって、同じ施術でも仕上がりには個人差が出ます。「効果が弱く感じた」という声の背景には、過度な期待値の設定か、ダウンタイム中に結果を判断してしまうというケースが多く見られます。

施術後3〜6ヶ月は組織変化が続くため、最終的な仕上がりはそれ以降にならなければ正確に評価できません。重度のたるみを一度の施術で劇的に改善することは難しく、複数回の施術が必要になる場合もあります。効果の限界についてカウンセリング段階で率直に伝えてくれる医師を選ぶことが、術後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐうえで不可欠です。

ダウンタイムが想定より長くなることがある

クォンタムRFは切開を伴わない施術ですが、皮下組織への侵襲はそれなりにあります。拘縮(関節周囲の筋肉や皮膚が硬化・短縮し、関節が動かなくなったり可動域が制限されたりする状態)は1~3か月程度続くのが一般的なダウンタイムの目安です。ただし、照射エネルギーの強度や施術範囲によってはこれより長引くケースもあります。仕事や家事・育児など、休みを長く取りにくい方にとってはダウンタイムの長さが大きなネックになります。

重要な予定の前後には余裕のあるスケジュールを組んでおくことと、術後の活動制限(激しい運動・長時間の入浴・飲酒など)を守ることが、順調な経過のために求められます。

クォンタムRFの施術中・施術後の痛みと麻酔について

針を皮下に挿入するクォンタムRFでは、麻酔の使用が前提となります。痛みの感じ方には個人差があるため、事前に把握しておくことで不安を軽減できます。

麻酔の種類と使われ方

施術には基本的に局所麻酔を使用し、施術部位に麻酔薬を注入することで施術中の痛みを軽減します。広範囲の施術や痛みへの不安が強い場合には、静脈麻酔(眠れる麻酔)を選択できるクリニックもあります。

麻酔注射自体に軽い痛みを感じる方もいますが、麻酔が効いた後の施術中は、針の挿入部位にわずかな圧迫感や熱感を感じる程度にとどまることが多いです。どのような麻酔が使われるかはクリニックによって異なるため、カウンセリング時に担当医と相談しながら決めることが大切です。

術後に感じる感覚

麻酔が切れると患部に熱感・ヒリヒリ感・鈍痛が生じることがあります。多くの場合は数日で治まりますが、強い痛みが持続する場合はすぐに担当医へ連絡してください。術後に処方される鎮痛薬を適切に使用しながら患部の安静を保つことが、回復を早めるうえで重要です。

腫れや内出血が残っている時期に無理をすると、回復が遅れる場合もあるため注意が必要です。

クォンタムRFの施術を受けられないケース

安全性の観点から、以下に該当する方への施術は推奨されません。ペースメーカーや金属製インプラントが体内にある方、妊娠中・授乳中の方、施術予定部位に活動性の感染症・炎症がある方、重篤な全身疾患を有している方、ケロイド体質の方などが主な対象です。

また、同部位でハイフやレーザーなど熱系施術を過去に受けた方は、施術間隔や皮膚の状態を医師が慎重に確認する必要があります。こうした確認をせずに施術を進めるクリニックには注意が必要です。自分が施術対象かどうかについては、カウンセリングで担当医に必ず確認してください。

クォンタムRFの施術費用が高額になる理由

クォンタムRFは美容外科治療のなかでも比較的費用が高い施術です。顔全体で40〜80万円台、脂肪吸引との複合では100万円を超えるケースも珍しくありません。費用が高額になる主な理由は、インモード社の最上位機器の導入・維持コストと、安全かつ精度の高い施術に必要な医師の技術・時間コストにあります。

また、術前の詳細なカウンセリングや術後の経過観察にかかるコストも価格に反映されています。費用の安さだけでクリニックを選ぶと、機器の整備状況や医師の経験不足によるリスクが高まってしまうでしょう。適正な技術・機器・アフターケア体制が整っているかを総合的に見て判断することが重要です。

未承認機器という事実をどう受け止めるか

クォンタムRFは現時点で日本の薬機法における承認を取得していない未承認医療機器です。これは必ずしも「危険な機器」を意味するわけではありません。日本の薬機法承認には膨大な時間とコストを要するため、海外で高い評価を受けている機器でも国内承認が後回しになるケースがあります。インモード社はアメリカFDAの認可を取得しており、海外での臨床実績も積み重ねられています。

ただし、未承認機器である事実は、施術を受ける患者が認識しておくべき重要な情報です。万が一副作用やトラブルが生じた場合、既承認機器と比べてサポート体制や保険適用の面で不利になる可能性があります。書面での十分な説明を受け、内容を理解したうえで同意することが前提となります。疑問点はカウンセリングで遠慮なく確認してください。

デメリットを踏まえたクリニック・医師の選び方

クォンタムRFのリスクの多くは、機器そのものよりも医師の技術・経験・判断力に依存しています。この事実は、裏を返せば「良い医師を選べばリスクは大幅に下げられる」ということでもあります。以下の視点を参考にクリニックを選んでください。

解剖学的知識と脂肪吸引の経験を見る

クォンタムRFは皮下の脂肪層に直接アプローチする施術です。神経・血管・リンパ管の走行を正確に把握した解剖学的知識がなければ、照射中に重要な組織を傷つけるリスクが高まります。
これを防ぐためには、以下の事項を確認しておくことをおすすめします。

  • クォンタムRFの特性を正しく理解し、機器の操作習熟に関するしかるべき研修を修了している医師であるか
  • 顔やボディなど、部位によって異なる組織の厚みや構造を見極め、適切な照射を行えるか

上記の豊富な経験を持つ医師を選ぶことが安全性の確保につながります。「何件施術しているか」「どのような部位を得意としているか」をカウンセリングで確認することをおすすめします。

カウンセリングで限界を正直に説明してくれるか

「これさえやれば絶対に若返る」という断言は危険なサインです。効果の個人差・限界・リスクをしっかり伝えてくれる医師ほど、信頼に値します。「あなたの状態にはこの施術は向いていないかもしれない」と言い切れる医師は、それだけ患者の利益を優先している証拠でもあります。

症例数と写真の開示があるか

実際の症例写真を公式サイトで確認できるかどうかは、重要な判断材料です。ダウンタイム中の写真も含めてオープンに開示しているクリニックは、それだけ経験と自信の裏付けがあると考えられます。「ビフォーアフターのみ」で途中経過が見えない場合は注意が必要です。

アフターケア体制が充実しているか

術後の経過観察・トラブル発生時の対応方針・修正施術の費用感を事前に確認しておくことが欠かせません。術後に連絡がとりにくいクリニックや、追加費用について曖昧な説明しかしてくれないクリニックは避けるべきです。

ライブリークリニックでは、施術を受けていただいた後の経過も、治療における大切なプロセスであると考えています。

術後に不安なことや、少しでも気になる異変を感じられましたら、無償で診察を行っております。お気軽にご連絡ください。

「こんな些細なことを聞いてもいいのかな」と迷う必要はありません。患者様の不安を解消し、健やかな回復をサポートすることまでが私たちの責任です。どのような小さなことでも、お気軽に公式LINEやお電話にてご相談ください。

他のたるみ治療と比べたときのデメリット面

クォンタムRFのデメリットが気になる場合は、他のたるみ治療との比較も判断の参考になります。

ハイフ(HIFU)との違い

ハイフは皮膚の外側から超音波を届ける方法で、針を刺す必要がなく、ダウンタイムが少ない点が特徴です。日常生活への影響が小さいため、忙しい方にとっては選択しやすい治療です。

一方、クォンタムRFほどの引き締め強度は出にくく、重度のたるみへの対応には限界があります。軽〜中程度のたるみで、ダウンタイムを最小限にしたい方にはハイフが有力な選択肢になります。

糸リフトとの違い

糸リフトは溶ける糸を皮下に挿入して物理的に皮膚を引き上げる施術で、即時のリフトアップ効果が目に見えやすい点が特徴です。ただし、糸が浮き出て見える・引きつれが生じるリスクも報告されています。

作用機序が異なるため優劣の問題ではなく、「どのような変化を求めるか」「どれだけのダウンタイムを許容できるか」によって選択が変わります。

LSSA(エルサ)との違い

LSSA(エルサ)は脂肪吸引後の皮膚の硬さ・引きつれ・凹凸の改善に特化した施術です。
物理的な超音波で組織をほぐすアプローチのため、クォンタムRFのような熱傷リスクが低く、繊細な組織の修復に向いています。

一方、たるみそのものへの引き締め力はクォンタムRFのほうが強い傾向にあります。「脂肪吸引後の仕上がりをきれいに整えたい」ならLSSA、「積極的に引き締め効果を高めたい」ならクォンタムRFと、目的で使い分けることが大切です。

クォンタムRFのよくある質問

施術を検討される方から多く寄せられる質問をまとめました。カウンセリング前に疑問を整理しておくと、限られた時間をより有効に使えます。

Q. クォンタムRFは一度やれば効果が持続しますか?

個人差はありますが、効果の持続期間は1〜3年程度とされています。加齢とともにたるみは進行するため、効果が薄れてきた段階で再施術を検討する方も多くいます。「一度受ければ永続する」治療ではない点は、施術前に理解しておく必要があります。

Q. 脂肪吸引をしなくてもクォンタムRFだけで効果はありますか?

クォンタムRF単独での施術も可能ですが、脂肪量が多い部位や皮膚の弛緩が大きい部位では、脂肪吸引との併用時と比べて効果が限定的になることがあります。単独施術が自分の状態に適しているかどうかは、カウンセリングで医師に直接確認することをおすすめします。

Q. クォンタムRFの施術後、すぐにメイクや仕事に戻れますか?

施術当日は安静が必要で、翌日からの社会復帰が基本です。ただし腫れや内出血が目立つ期間は1〜2週間前後あるため、人前に出る仕事や重要な予定がある方は余裕のあるスケジュールで施術日を設定してください。フェイスラインや顔の施術では、特にダウンタイム期間の過ごし方が最終的な仕上がりに影響することがあります。

まとめ

クォンタムRFには熱傷リスク・凹凸・ダウンタイムの長さ・効果の個人差・高額な費用といったデメリットがあります。これらのリスクの多くが医師の技術と経験によって大きく変わるという点が、この施術の本質的な特徴です。「どこで受けるか」「誰に受けるか」が結果を左右します。デメリットを正しく理解したうえで、自分の状態や生活環境に合わせて判断することが、納得のいく施術選びへの近道です。

ライブリークリニックでは、クォンタムRFについて丁寧なカウンセリングを行っています。デメリットや不安なことも含め、どんなことでもお気軽にご相談ください。

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このページの監修医師

林 政男

林 政男

経歴

  • 2017年 東京医科大学卒業
  • 2019年 東京医科大学耳鼻咽喉科頭頸部外科 入職
  • 2021年 都内美容外科・皮膚科
  • 2023年 THE CLINIC
  • 2024年 LIVELY CLINIC