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オンダリフトの持続期間は?効果が実感できる目安や維持する方法を解説

オンダリフトの持続期間は?

韓国発の最新美容医療「オンダリフト」は、切開せずに深層部の脂肪にアプローチし、リフトアップ効果を実現する画期的な施術として注目を集めています。特殊なマイクロ波技術で、肌表面へのダメージを最小限に抑えながらの引き締めが可能です。

ライブリークリニックの坂田医師も、オンダリフトを含むマイクロ波機器についての論文を発表するなど、施術をする側の注目度が高いのも特徴です。

本記事では、オンダリフトの持続期間を中心に、効果を最大化する方法や注意点について解説します。

目次

オンダリフトとは

オンダリフトは、イタリア・DEKA社が開発した非侵襲的な美容医療機器「ONDA PRO(オンダプロ)」を使用した脂肪破壊・タイトニング治療です。

本機器に搭載されているCoolwaves®は、DEKA社が特許を取得した2.45GHzのマイクロ波技術であり、皮膚表面への過剰な加熱を抑えながら、皮下脂肪層に効率よく熱エネルギーを集中させます。これにより、痛みやダウンタイムを抑えつつ、高い脂肪破壊効果が期待できます。

マイクロ波は、脂肪細胞に含まれるトリグリセリドを選択的に振動・加熱し、ブレブ形成を経て脂肪細胞膜を破壊。破壊された細胞は自然な代謝に応じて排出されるため、リバウンドしにくく、持続性の高い効果が得られます。

さらに、加熱による熱反射により真皮層が40〜42℃まで温まり、RF(高周波)同様のコラーゲン増生とスキンタイトニング効果も確認されています。

従来の美容施術との違い

小顔治療には、侵襲的なものから非侵襲的なものまで多様なアプローチが存在します。代表的な手法としては以下のようなものがあります:

  • 骨切り術
  • 脂肪吸引
  • スレッドリフト(糸リフト)
  • 脂肪溶解注射
  • 高周波(RF)やHIFUによるたるみ治療

このように選択肢が多岐にわたる中で、「オンダリフト」は痛みとダウンタイム最小限かつ高い脂肪減少効果が得られる新しい選択肢として注目されています。
この中でも、インモードやハイフとの違いが分かりにくいという声もよく耳にします。

インモードは、高周波(RF)を用いた施術で、脂肪破壊とタイトニング効果があります。

一方で、オンダリフトは、マイクロ波(Coolwaves®)を用いた、脂肪破壊とタイトニングの施術です。

マイクロ波の作用で、痛みやダウンタイムを抑えながら、より深部の脂肪層にまで熱エネルギーを届けることが可能です。

その結果、深部脂肪も含めた、より高い脂肪破壊効果が期待できるとされています。

一方、HIFU(高密度焦点式超音波)は、主にSMAS層に焦点を合わせてリフトアップ効果を狙う施術であり、オンダリフトは主に皮下脂肪層に作用するという点で明確な違いがあります。

オンダリフトが人気の理由とメリット

オンダリフトが多くのクリニックで導入され、人気を集めている理由のひとつに、痛みの少なさとダウンタイムの短さがあります。マイクロ波(Coolwaves®)の選択的な脂肪加熱に加え、機器自体に強力な冷却機能が備わっているため、施術中の不快感が抑えられ、麻酔が不要なほど痛みが軽度なのが特長です。施術時間は15〜30分程度と短く、施術直後からメイクも可能なため、そのまま日常生活に戻れる点も忙しい方にとって大きなメリットです。

また、肌質改善と引き締め効果の高さも評価されています。コラーゲン生成促進によるハリと弾力の向上や肌のキメの改善、毛穴の引き締め効果など、総合的な美肌効果が期待できるでしょう。

さらに、顔と体の両方に効果的に対応できる点も魅力です。顔では、フェイスラインのすっきり、頬のたるみやむくみの解消、顔全体の小顔効果が期待できます。体への施術(オンダリフトボディ)では、二の腕や太ももなどの部分痩せ、セルライト改善、お腹まわりの引き締めなど、多様な悩みに対応できます。

オンダリフトの持続期間

施術後、どのくらい効果が続くのかは、多くの人が気にしているポイントです。結論から言うと、個人差はありますが、一般的に約3ヶ月〜半年程度持続するとされています。これは脂肪細胞の減少効果とコラーゲン再生による引き締め効果の両方を含んだ持続期間です。

ただし、年齢や肌質、生活習慣や代謝スピードなどによって個人差が大きいことを理解しておきましょう。またオンダリフトは1回の施術でも効果を実感できますが、複数回の施術を重ねることでより高い効果と長い持続期間が期待できます。施術効果を最大限に引き出すには、適切な間隔でのメンテナンス施術も重要なポイントです。

効果の発現時期と持続期間の目安

オンダリフトの効果は段階的に現れます。施術直後から1週間程度は温熱効果による血行促進や、軽度の脂肪減少を実感できる即時効果が見られます。その後、1ヶ月~3ヶ月にかけてピークに達し、脂肪細胞の減少とコラーゲンの再生過程が完了するのです。

先にも述べたとおり、持続期間は個人差がありますが、一般的に約3ヶ月~半年程度とされています。コラーゲンの再生効果や肌質改善効果は、場合によっては1年近く持続することもあります。

一般的に、初回は効果を実感しやすくするために、2週間ごとの治療を4回(1クール)として、中・下顔面を対象に施術することが多いようです。

効果を長持ちさせるための方法

オンダリフトの効果を長持ちさせるためには、まず徹底した紫外線対策が重要です。紫外線はコラーゲンを分解し、効果を減少させる要因となります。そのため、SPF30以上の日焼け止めを毎日使用し、日傘や帽子などで物理的に紫外線をブロックすることが望ましいでしょう。室内でも窓際ではUVカット対策を行うとさらに効果的です。

また、施術後は肌のバリア機能を高め、新たに生成されたコラーゲンを保護するためのケアが重要です。セラミド配合の保湿剤を使用し、朝晩の丁寧な保湿ルーティンを確立しましょう。週に1〜2回の集中保湿パックを取り入れるのも効果的です。

健康的な食生活と十分な睡眠も効果の持続に大きく関わります。タンパク質(特に魚やゼラチン)やビタミンCを多く含む食品を積極的に摂取し、糖質や脂質の過剰摂取を避けることが望ましいです。質の良い睡眠を確保することも、肌の再生に不可欠です。

さらに、効果を長期間維持するためには、初回の効果が薄れ始めたタイミングでの追加施術がおすすめです。年間2〜4回の施術で効果を持続させることができます。

オンダリフトによる施術後の症例写真

ここからは何枚かの症例写真を用いて、どのような効果があったのかなどを紹介します。

小顔効果に関する症例

瘦身の症例

オンダリフトを受ける前に知っておきたい注意点

オンダリフトは効果の高い施術ですが、すべての人に適しているわけではありません。最大限の効果を得るためには、施術前にいくつかの重要な注意点を理解しておくことが大切です。

施術後のケアも効果を最大化し、トラブルを防ぐために不可欠です。ここでは、オンダリフトを検討されている人が知っておくべき重要なポイントについて解説します。

施術が向いている人・向いていない人の特徴

オンダリフトは万人に適した施術ではありません。頬のむくみや二重顎などの顔の脂肪が気になる人や、フェイスラインのたるみを改善したい人、切開手術は避けたい人、ダウンタイムがほとんどない施術を希望する人に向いています。

一方で、表皮・真皮が明らかに薄い患者さんには向いていないとされています。また、以下の条件に該当する人は、事前に主治医に確認を取ってください。

  • 妊娠中または授乳中
  • ペースメーカーなどの医療機器を使用している
  • 金属製のインプラントがある
  • 重度の皮膚疾患がある
  • 極端に脂肪が少ない

上記に該当しない場合も、何かしらの健康上の懸念がある場合は、事前に医師に相談することが重要です。

施術後のケアと気をつけるべきこと

施術効果を最大限に引き出し、トラブルを防ぐためには、施術後のケアが重要です。施術当日はシャワーや洗顔は控え、翌日から通常のケアを再開しましょう。1週間程度は過度な摩擦や刺激を避け、保湿ケアを徹底することが望ましいです。

また、施術後24時間以内の激しい運動は控え、1週間程度はサウナや岩盤浴の利用を避けることが推奨されています。過度の飲酒や施術部位への過剰なマッサージも避けるべきです。これらの注意点を守ることで、より安全に効果を得ることができます。

オンダリフトの効果的な施術間隔と回数

オンダリフトの効果を最大限に引き出すためには、適切な施術間隔と回数を知ることが重要です。一般的には2週間ごとの治療を4回(1クール)とするケースが多いです。個人差はありますが、この初回の集中施術で効果を実感できるでしょう。

その後は効果を持続させるために、3ヶ月~半年ごとにメンテナンス施術を行うことが推奨されています。年間で2〜4回程度のメンテナンス施術が一般的な目安です。

ただし、これらの施術間隔と回数は一般的な目安であり、個人の状態やクリニックの方針によって異なることがあります。医師と相談しながら最適な施術計画を立てることが重要です。

オンダリフトと他の施術の併用効果

オンダリフトの効果をさらに高めるために、他の美容施術と組み合わせる方法もあります。

オンダリフトとハイフは作用するレイヤーが異なるため、併用することで相乗効果が期待できます。オンダリフトが主に脂肪層にアプローチするのに対し、ハイフは主にSMAS層(筋膜)にアプローチするため、両方の施術を組み合わせることで脂肪減少とリフトアップ効果の両方を得ることができるでしょう。

また、表情筋の動きを抑制するボトックスや、ボリュームを補充するヒアルロン酸注入といった注入系施術との組み合わせも効果的です。これらの施術とオンダリフトを組み合わせることで、より総合的な若返り効果が期待できます。ただし、施術の間隔には注意が必要で、組み合わせる施術によって適切な間隔を空けることが重要です。

オンダリフトの費用

ライブリークリニックにおけるオンダリフトの費用は、以下のとおりです。

部位や回数は医師と相談したうえで決定しましょう。まずは気軽にご相談ください。

オンダリフトの効果持続期間と最大限に活かすには定期的なメンテナンスが重要

オンダリフトは「脂肪破壊」と「タイトニング」の2つの効果があります。脂肪破壊は半永久的でリバウンドもしにくい一方、タイトニング効果は一般的に半年程度の持続とされています。効果を最大限に引き出し、長持ちさせるためには、医師選びが非常に重要です。

ライブリークリニックの坂田医師は、オンダリフトなどのマイクロ波機器の施術においては施術者の熟練度が効果を左右する可能性があると学会で発表しました。今後も検証は続けられるものの、費用だけではなく、医師の評判や実績もあわせて受診するクリニックを選択する必要があるでしょう。

また、オンダリフトは比較的新しい施術であるため、今後さらなる技術の進化や効果の向上が期待されています。定期的に最新情報をチェックし、医師と相談しながら、自分に最適な美容プランを立てていくことをおすすめします。

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このページの監修医師

林 政男

林 政男

経歴

  • 2017年 東京医科大学卒業
  • 2019年 東京医科大学耳鼻咽喉科頭頸部外科 入職
  • 2021年 都内美容外科・皮膚科
  • 2023年 THE CLINIC
  • 2024年 LIVELY CLINIC