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ジュブゼンはほうれい線の治療に最適!ダウンタイムや痛みについて認定教育施設が解説

ほうれい線の深いシワに悩んでいる方にとって、ジュブゼン(JUVGEN)自己真皮再生術は注目すべき治療法です。従来の方法では改善が難しかった深いほうれい線に対して、半永久的な効果が期待できる革新的なアプローチとして評価されています。

本記事では、ジュブゼン認定教育施設の視点から、ジュブゼンの効果やダウンタイム、痛みについて詳しく解説します。

目次

ジュブゼン(JUVGEN)自己真皮再生術とは?

ジュブゼンは、韓国で開発された最先端のほうれい線治療法で、正式名称を「自己真皮再生術」といいます。医療用二酸化炭素ガスと高分子ヒアルロン酸を真皮層に精密に注入することで、肌自体のコラーゲン生成を促進する治療です。

この治療の最大の特徴は、外部から異物を注入するのではなく、自身の肌が持つ再生能力を最大限に引き出す点にあります。自分の真皮組織そのものが再生されるため、効果が半永久的に持続するとされています。従来のヒアルロン酸注射のように体内で吸収されてしまう物質とは根本的にメカニズムが異なり、長期的な改善を目指せる治療法です。

ジュブゼンがほうれい線を改善するメカニズム

ジュブゼンによるほうれい線改善は、3つの刺激によって実現されます。

まず物理的刺激として、微細な針で真皮層に刺激を与えることで創傷治癒反応が始まります。人間の体は傷を修復しようとする際、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力成分を活発に生成する性質があり、ジュブゼンはこの自然な反応を利用しているのです。

次に化学的刺激として、医療用二酸化炭素ガスが真皮層に注入されると、その部位の血流が促進されるというものがあります。血流の増加により、肌細胞への酸素と栄養供給が活性化し、組織の再生がより効率的に進行する仕組みです。

最後に生物学的刺激です。高分子ヒアルロン酸が真皮層で足場(スキャフォールド)の役割を果たし、新しいコラーゲン線維が整然と形成されるよう促します。ヒアルロン酸自体は徐々に体内に吸収されますが、その間に生成された自己真皮組織は永続的に維持されます。

これら3つの刺激が複合的に作用することで、ほうれい線が内側からふっくらと持ち上がり、自然な若々しさを取り戻すことができるのです。

ジュブゼンのダウンタイムについて徹底解説

新しい治療法を検討する際、多くの方が最も気になるのがダウンタイムでしょう。ジュブゼンは比較的ダウンタイムが軽い治療とされていますが、個人差もあるため、想定される症状と経過を詳しく知っておくことが大切です。経過や想定される副作用を見てみましょう。
この章での内容は、こちらの動画でも解説しています。ぜひご覧ください。

【ジュブゼンのダウンタイム大公開!】経過写真を見ながら解説します

ダウンタイムの期間と経過

ジュブゼンの一般的なダウンタイムは、約1~2週間程度です。ただし、施術範囲や個人の体質によって変動があります。

施術当日~2日目は、施術直後から赤みと軽度の腫れが現れます。針を刺した箇所が点状に赤くなり、施術範囲全体がやや膨らんだように感じることがあります。施術当日は感染予防のため、再生テープを貼ることを医師が勧めています。この時期が最もダウンタイムの症状が目立つ期間といえるでしょう。

3日目~1週間は、赤みが徐々に落ち着き始め、腫れも引いていきます。施術後2日目からはメイクが可能になるため、赤みはファンデーションやコンシーラーでカバー可能です。また、この時期から内出血がある場合は、黄色がかった色味に変化していきます。日常生活への支障も少なくなり、外出時もメイクでカバーできる程度まで回復するでしょう。

1~2週間で、ほとんどの症状が改善し、日常生活への支障はほぼなくなります。わずかに残る赤みも、メイクで完全にカバー可能な程度です。

ダウンタイム中に想定される副作用

ジュブゼンのダウンタイム中には、いくつかの副作用が生じる可能性があります。具体的には、以下のとおりです。

  • 腫れ・むくみ
  • 赤み・内出血
  • しこり

これらは治癒過程の正常な反応であり、時間の経過とともに改善していきますが、事前に把握しておくことで不安を軽減できるでしょう。それぞれについて詳しく解説します。

腫れ・むくみ

施術後の腫れは、真皮層への注入による一時的な反応です。特に施術当日~翌日にかけてが最も目立ちますが、その後は徐々に軽減します。腫れの程度は個人差がありますが、多くの場合は軽度から中等度で、日常生活に大きな支障をきたすほどではありません。

冷却パックで適度に冷やすことで、腫れを抑えることができます。ただし、凍らせたアイスパックを直接肌に当てると凍傷のリスクがあるため、タオルで包むなどして適度な温度で使用してください。

また、施術当日は血行が促進される行為(激しい運動、入浴、飲酒など)を避けることで、腫れの悪化を防ぐことができます。むくみは通常3日から1週間程度で自然に引いていきます。

赤み・内出血

針による刺激と炎症反応によって生じる赤みは、個人差がありますが、多くの場合1週間程度で目立たなくなります。強い日焼けのような全体的な赤みではなく、針を刺した箇所を中心とした点状の赤みが特徴的です。施術後2日目からメイクでカバーできるため、外出時の不安は軽減されるでしょう。

内出血については、29Gという細い針を使用するため、リスクは比較的低いものの、血管の位置や体質によっては生じることがあります。内出血が生じた場合、最初は青紫色に見え、その後黄色から緑色へと変化しながら、通常1週間から2週間で自然に消失するのが一般的です。

血液をサラサラにする薬やサプリメントを服用している方は、事前に医師に相談することで内出血のリスクを軽減できます。

しこり

ダウンタイム中、施術部位にしこりを感じることがあります。触ると硬めのコリコリとした感触があり、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。これは注入された物質と、新しく形成されつつある組織による一時的な反応です。

多くの場合、このしこりは数週間~数ヶ月かけて自然に柔らかくなり、周囲の組織に馴染んでいきます。真皮の再生プロセスが進むにつれて、新しく形成されたコラーゲン組織が成熟し、自然な質感へと変化していくためです。ただし、硬いしこりが長期間残る場合や痛みを伴う場合、日に日に大きくなるような場合は、施術を受けたクリニックに相談することが重要です。適切な対処法についてアドバイスを受けられます。

ジュブゼンのほうれい線の症例

ジュブゼンはさまざまなタイプのほうれい線に対応できる治療法です。ここでは、お悩み別の症例をご紹介します。自分のほうれい線のタイプを確認し、治療の効果をイメージする参考にしてください。

線が深いほうれい線の症例

深く刻まれたほうれい線は、加齢や表情筋の使用によって真皮層が大きく陥没した状態です。このタイプのほうれい線に対しても、ジュブゼンは真皮の再生を促すことで内側からボリュームを補い、目立ちにくくする効果が期待できます。深いシワの場合は、2回~3回の施術を重ねることで、より満足度の高い結果を得られることが多いです。

線が強いほうれい線の症例

シワの深さはそれほどでもないものの、線がくっきりと強く出ているタイプのほうれい線です。このタイプは、皮膚の弾力低下と表情筋の動きによって形成されます。ジュブゼンによって真皮層のコラーゲンが増生されることで、肌に弾力が戻り、線が目立ちにくくなります。比較的少ない施術回数で効果を実感できるケースが多いです。

複合型のほうれい線の症例

深さと線の強さの両方を併せ持つ複合型のほうれい線は、最も改善が難しいタイプといえます。しかし、ジュブゼンの3つの刺激(物理的・化学的・生物学的)が複合的に作用することで、このような難治性のほうれい線に対しても高い改善が期待できるでしょう。複数回の施術と適切な間隔を設けることで、段階的に改善していくアプローチが効果的です。

ジュブゼンの痛みについて

美容医療を受ける際、痛みに対する不安を感じる方は少なくありません。具体的には施術中と施術後に痛みを感じることが多いです。ジュブゼンの痛みについて、それぞれの場面について詳しく説明します。

施術中の痛み

ジュブゼンでは29Gという非常に細い針を使用するため、針を刺す際の痛みは最小限に抑えられています。多くの場合は「チクチクする程度」「我慢できる範囲」といった声が聞かれます。痛みの感じ方には個人差がありますが、基本的には麻酔なしでも施術可能なレベルです。

ただし、痛みに敏感な方や、ほうれい線が深く広範囲の施術が必要な場合は、麻酔クリームの使用も選択できます。麻酔クリームを使用する場合は、施術の30分~1時間前に塗布し、表面麻酔の効果を十分に得てから施術を開始します。

麻酔クリーム使用後は、ほとんど痛みを感じることなく施術を受けられるでしょう。施術中の痛みよりも、むしろ針を刺す際の「チクッ」とした刺激を感じる程度で、安心して施術を受けられる方がほとんどです。

施術後の痛み

施術直後から数日間は、施術部位に軽度の痛みや違和感が残ることがあります。表現としては「筋肉痛のような鈍い痛み」「押すとズーンとする感覚」といったものが一般的です。鋭い痛みというより、重だるいような感覚に近いでしょう。

通常、日常生活に支障をきたすほどの強い痛みではありませんが、気になる場合は処方された鎮痛剤を服用することで対処可能です。市販の鎮痛剤でも十分に対応できることが多いですが、処方された薬がある場合はそちらを優先してください。

痛みは3日~1週間程度で自然に軽減していきます。もし施術後に激しい痛みや、日に日に増していく痛みを感じる場合は、感染症などの合併症の可能性も考えられます。速やかに施術を受けたクリニックに連絡してください。

ジュブゼンがほうれい線治療に最適な理由

ほうれい線治療にはさまざまな選択肢がありますが、ジュブゼンが特に注目される理由は何でしょうか。その理由は、以下のとおりです。

  • 半永久的な効果の持続が期待できる
  • 自然な仕上がりになりやすい
  • 複数の悩みに対応できる
  • 施術回数が少ない

ここでは、ジュブゼンの主な優位性について解説します。

半永久的な効果の持続が期待できる

ジュブゼンの最大の魅力は、効果が半永久的に持続する点です。ヒアルロン酸注射の場合、通常6ヶ月~1年程度で体内に吸収されてしまうため、定期的な再注入が必要になります。

一方、ジュブゼンで形成された真皮組織は自分自身のものであるため、加齢による変化は受けるものの、基本的には永続的な維持が可能です。長期的に見ると、繰り返し施術を受ける必要がある治療法よりも、経済的負担が少なくなる可能性があります。

自然な仕上がりになりやすい

ヒアルロン酸やフィラーを用いた治療では、注入量や注入位置によっては不自然な膨らみが生じることがあります。また、笑ったときの表情が硬くなるといった懸念も耳にします。

ジュブゼンは自己真皮の再生を促す治療であるため、仕上がりが非常に自然です。注入した物質で物理的にシワを埋めるのではなく、肌自体がふっくらと内側から持ち上がるため、表情に影響を与えることもありません。周囲の人に気づかれにくい、ナチュラルな若返りを実現できます。

複数の悩みに対応できる

ジュブゼンはほうれい線だけでなく、さまざまな肌の悩みに対応できます。額の横ジワや眉間の縦ジワ、目尻の小ジワといった表情ジワから、ニキビ跡・クレーター、傷跡の凹み、鼻翼基部の凹みなど、真皮層の問題に起因する幅広い症状に効果が期待できます。

ひとつの治療法で複数の悩みにアプローチできるため、トータルでの美容医療計画を立てやすいというメリットがあります。顔全体のバランスを考えた治療が可能です。

施術回数が少ない

レーザー治療など、複数回の施術が前提となっている治療法と比較すると、ジュブゼンは1~3回程度の施術で満足のいく結果を得られることが多いとされています。浅いほうれい線であれば1回の施術で十分な効果を実感できることもありますし、深く刻まれたシワでも3回程度の施術で大きな改善が期待できるのです。

施術回数が少ないということは、通院の負担やダウンタイムの累積も少なくなるということです。忙しい方や、頻繁にクリニックに通うのが難しい方にとって大きなメリットといえるでしょう。

ジュブゼンと他の治療法との比較

ほうれい線治療を検討する際は、複数の選択肢を比較検討することが重要です。ジュブゼンと代表的な治療法との違いを理解し、自分に最適な治療を選びましょう。

ヒアルロン酸注射との違い

ヒアルロン酸注射は、最も一般的なほうれい線治療のひとつです。即効性があり、ダウンタイムも短いというメリットがあります。

ただし、いくつかの違いがある点は理解しておく必要があるでしょう。それぞれ何を求めるのかによって、おすすめの施術が変わります。詳細はこちらの記事をご確認ください。

関連記事:ジュブゼンとヒアルロン酸注射の違いを徹底比較!どちらを選ぶべき?

サブシジョンとの違い

サブシジョン(剥離術)は、ほうれい線やニキビ跡の治療に用いられる方法で、皮下の線維性癒着を切断する技術です。針で皮下の癒着を物理的に切断し、その創傷治癒過程でコラーゲンが生成されることを期待する治療ですが、ジュブゼンは癒着の切断に加えて、二酸化炭素ガスとヒアルロン酸を注入することで、より積極的な真皮再生を促進します。

サブシジョン単独では、深く刻まれたほうれい線に対して十分な効果が得られないケースもあります。ジュブゼンは物理的、化学的、生物学的な3つの刺激を組み合わせることで、より強力な再生効果を実現している治療法です。特に深いほうれい線や、複合的な原因によるシワに対しては、ジュブゼンの方が高い効果を期待できるでしょう。

グロースファクター治療との違い

グロースファクター(成長因子)治療も、コラーゲン生成を促進する治療法として知られています。グロースファクター治療では、細胞の成長と分裂を促進する成長因子を直接注入します。ジュブゼンは二酸化炭素ガスとヒアルロン酸を用いて、身体が本来持つ再生能力を引き出すアプローチです。

グロースファクターは比較的早期に効果が現れますが、過剰な組織増殖のリスクも指摘されています。一方、ジュブゼンは自然な再生プロセスを利用するため、より予測可能で安全性の高い結果が期待できるでしょう。

また、グロースファクターによる過剰な増殖が生じた場合、修正が難しいケースもあります。一方のジュブゼンは自己組織の再生であるため、そのようなリスクが低いという利点があります。どちらを選択するかは、医師と相談のうえで決定しましょう。

ジュブゼンの施術の流れ

実際にジュブゼンの施術を受ける際の流れを、順を追って説明します。施術前には必ずカウンセリングを行い、患者さんの悩みや希望を詳しくヒアリングします。ほうれい線の深さや肌の状態を診察し、ジュブゼンが適切な治療法かどうかを判断するためです。

この段階で、施術の詳細や期待できる効果、リスクやダウンタイム、料金などについての説明があるでしょう。気になることがあれば、この時点で聞いておくことをおすすめします。

一般的な副作用・合併症

ジュブゼンのダウンタイム中の症状(腫れ、赤み、内出血、しこり、軽度の痛み)は、多くの患者さんに生じる一般的な副作用です。これらは治癒過程の正常な反応であり、時間の経過とともに改善します。また、頻度は低いものの、以下のような合併症が生じる可能性があります。

  • 感染症
  • 発熱や施術部位の強い痛み
  • 血管塞栓
  • 施術後の激しい痛みや皮膚の変色、視力の変化など

いずれも医師による適切な処置が必要となります。自分で解決しようとせず、受診した医師に相談してください。

治療を受けられない方

以下に該当する方は、ジュブゼンの施術を受けられない、または慎重な判断が必要です。

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 施術部位に感染症や炎症がある方
  • 重度の糖尿病の方
  • 血液凝固障害のある方
  • ケロイド体質の方
  • 金属アレルギーのある方(デバイスに金属部品が含まれる場合)

持病や服用中の薬がある場合も、必ず事前に医師に伝えることが重要です。血液をサラサラにする薬を服用している場合は、内出血のリスクが高まる可能性があるため、休薬の可否について主治医と相談が必要です。

また、過去に美容医療でトラブルがあった方や、アレルギー体質の方も、詳細を医師に伝えることで、より安全な施術を受けることができます。

まとめ

ジュブゼンは、自己真皮の再生を促すという革新的なアプローチにより、深いほうれい線に対しても半永久的な改善が期待できる治療法です。ヒアルロン酸注射のように定期的な再注入が不要であることから、長期的には経済的負担も軽減される可能性があります。また、自分の真皮組織を再生させるため、仕上がりが自然で表情に影響を与えないというメリットもあります。

開発元認定医による施術や、豊富な症例実績を持つクリニックを選ぶことが重要です。カウンセリングで十分な説明を受け、自分の悩みや希望に合った治療計画を立てましょう。深く刻まれたほうれい線に悩んでいる方や長期的な解決を求めている方、自然な仕上がりを重視する方にとって、ジュブゼンは検討する価値のある治療法といえるでしょう。

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このページの監修医師

坂田 将彰

坂田 将彰

経歴

  • 2019年 帝京大学 医学部卒業
  • 2019年 慶應義塾大学病院 入職
  • 2021年 大手美容外科 入職 分院長歴任
  • 2024年 LIVELY CLINIC