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インモードとハイフの違いは?効果から違いまでしっかり解説!

インモードは次世代ハイフ(HIFU)とも呼ばれることがあり、韓国でも「切らない小顔治療」として人気があります。

そんなインモードとハイフですが、それらにはどのような特徴があり、どんな違いがあるのか知らないという方もいるのではないでしょうか?

ここでは、インモードとハイフの特徴や効果、それぞれの違いまでしっかり解説していきます。

目次

インモードとはどんなもの?

韓国で「切らない小顔治療」として人気の施術に「インモード」があります。このインモードとは、実は施術の名前ではありません。美容医療機器を作っている企業名、もしくは、インモード社の複合機のことをいいます。

インモード社はイスラエルにある医療機器メーカーで、美容外科や形成外科などに用いる機械を開発・製造・販売している会社です。

そして、インモード社で作られた複合機にも「インモード」という名前がついています。1つの機器に複数の機能がまとめられた複合機のインモードには、「ルメッカ」「フォーマ」「ミニFX」といった複数の機能がまとめられています。

小顔治療でインモードという場合は、「フォーマ」や「ミニFX」という2種類の施術のことで、「フォーマ」「ミニFX」を用いた日本人向けの施術の名前を「インモードリフト」といいます。

インモードリフトに期待できる効果

インモードリフトには、小顔・リフトアップ効果が期待できます。

同様の効果を目的とする施術に「インモードリフティング」がありますが、この施術は韓国で誕生したものです。「インモードリフト」は、インモードリフティングを元に、より日本人に最適な基準設定がおこなわれており、照射方法や熱量などに違いがあります。

それでは、インモードリフトの施術で使用する「フォーマ」「ミニFX」とはどんなものかみていきましょう。

インモードの「フォーマ」とはどんなもの?

フォーマは、肌の引き締め効果が期待できるハンドピースで、小じわや肌のたるみを改善したい方におすすめです。

人の肌は、真皮層へ熱を送ることでコラーゲンやエラスチンといった肌に弾力を与える物質を生成します。

フォーマはRF(高周波)の熱エネルギーを用いた医療機器で、この熱エネルギーを用いてコラーゲンやエラスチンの生成を促します。熱による熱傷(やけど)や痛みといったリスクを最小限に抑え、肌への高い引き締め(タイトニング)効果が期待できます。

インモードの「ミニFX」とはどんなもの?

ミニFXは、肌の引き締めと脂肪細胞の破壊という効果を同時に期待できるハンドピースです。肌のたるみだけでなく、脂肪減少により小顔になりたい方におすすめできます。

ミニFXは皮膚を吸引しながらRF(高周波)の熱エネルギーによって肌を引き締め、同時に2000ボルトのナノ秒RFパルス波を照射することで脂肪細胞を破壊し、皮下脂肪を減少させることができます。

破壊した脂肪細胞は徐々に老廃物として排出されるためリバウンドのリスクが少なく、脂肪細胞以外の組織は傷つけることがほとんどないため安全性が高い機器です。

フォーマ×ミニFXによるインモードリフトの効果

インモードリフトでは、ミニFXによる施術の後にフォーマで施術をおこないます。ミニFXとフォーマの相乗効果で、より脂肪減少による小顔効果を高め、引き締め・美肌効果が期待できるのです。

一見、ミニFXの効果と大差がないように思うかもしれませんが、ミニFXによる施術を最初におこない、十分に熱エネルギーを受けた状態でフォーマが施術を引き継ぐことになるため、フォーマの施術中も脂肪細胞を減少させる働きが期待できます。このように、単独の施術よりもより効率的に高い効果を得ることができるのがインモードリフトです。

インモードのメリット・デメリット

それでは、フォーマやミニFXによる施術においてメリットやデメリットにはどのようなものがあるのか確認していきましょう。

インモードのメリット

インモードによる施術は傷をつけずにおこなうことができ、ダウンタイムがほとんどありません。体への負担が小さく、施術中の痛みが少ないというメリットがあります。また、インモードは熱を発生させて細胞へ働きかけるため、施術中にじんわりとした温かさを感じることがあります。そして、個人差はあるものの、その温かさが気持ちよいという方も多くいらっしゃいます。

他にも、短い施術時間にもかかわらず1回の施術でも効果を実感できる点もメリットとしてあげられます。

インモードのデメリットや副作用

インモードによる施術後に赤みや内出血、腫れが出てしまう場合があります。ですが、数日で消えることがほとんどです。

インモードの費用と施術時間

インモードは保険が適用されないため費用の全てを自己負担する必要があります。そのため、費用はクリニックによって差があり、国内で施術をおこなう場合としてインモードリフトは4万円代から10万円近く費用がかかる場合もあります。

施術時間は「フォーマ」「ミニFX」がそれぞれ15分ほど、インモードリフトには30分ほどの時間がかかります。

インモードがおすすめの人

インモードをおすすめするのは次のような人です。

  • 傷をつけずに小顔になりたい方
  • ダウンタイムが短い施術を希望している方
  • 小じわやたるみを改善したい方
  • 二重顎を改善したい方
  • 口横のポニョを解消したい方
  • フェイスラインやあご下をスッキリしたい方
  • ハイフの効果をあまり感じなかった方
  • 脂肪溶解注射の効果をあまり感じなかった方

ハイフとはどんなもの?

ハイフ(HIFU)は「High Intensity Focused Ultrasound」の頭文字を取っており、「高密度焦点式超音波」という意味です。その仕組みは、超音波を一点に集中してSMAS筋膜へ熱エネルギーを加えることで内部から引き締めることができます。合わせて、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、肌にハリや弾力を与える効果を発揮します。

ハイフは超音波を照射する回数(ショット数)によって効果が変わり、多いと効果は高いですが肌へのダメージも増えてしまいます。逆にショット数が少ないと効果が出ないことがあるため注意が必要です。

ハイフに期待できる効果

ハイフ(HIFU)に期待できる効果として代表的なものをご紹介します。

ハイフにはリフトアップ効果があります。肌は表面から表皮層、真皮層、皮下脂肪層、SMAS筋膜、表情筋という順にいくつもの層が重なっており、このなかでコラーゲンからできているSMAS筋膜が緩むと皮膚が支えられずに「たるみ」となってしまうのです。ハイフはSMAS筋膜に熱エネルギーを加えることで引き締めることができるため、皮膚を引き締め・引き上げることでリフトアップの効果を得ることができます。

また、ハイフによる熱エネルギーによって真皮層でコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。その結果、美肌や弾力、毛穴を改善といった肌質や小じわの改善といった効果を期待することができます。

そして、ハイフには部分的に脂肪細胞を破壊し、脂肪を減少させる効果があります。照射範囲が小さいため効果を実感するには数回の施術を必要としますが、部分痩せの効果もハイフの施術には含まれています。

医療用ハイフとエステハイフの違い

ハイフ(HIFU)には、クリニックで受けることができる医療用ハイフと、エステサロンで受けることができるエステハイフがあります。エステハイフは医療用ハイフより出力が抑えられているため効果に違いがあるという点で注意が必要です。

医療用ハイフとエステハイフを比べると、医療用ハイフの方が高い出力で施術することができます。そのため1回の施術による効果は医療用ハイフの方が高いのですが、施術間隔を3ヵ月程度は空ける必要があります。エステハイフで同様の効果を得るには回数を多く受ける必要があり、1ヶ月に1、2回の施術を受けることができます。そして出力が低い分、エステハイフの方が痛みは少なく、費用面も安い傾向にあります。

また、エステハイフでは医師による適切な診察がおこなわれません。その場合、トラブルが発生したとしても医師による十分な対応がなく、火傷や神経障害が起こってしまう可能性も考慮する必要があります。

ハイフのメリット・デメリット

ハイフの施術においてメリットやデメリットにはどのようなものがあるのか確認していきましょう。

ハイフのメリット

ハイフによる施術は傷をつけずにおこなうことができ、ダウンタイムがほとんどありません。また、出力やショット数を調整することで痛みや効果を調整することができる点がメリットです。

ハイフのデメリットや副作用

ハイフのデメリットには、施術による痛みがあげられます。また、施術後は肌の水分量が減少するため乾燥しやすくなり、紫外線の影響を受けやすくなってしまうため保湿やUVケアが必要です。

そして、もともと脂肪が少ない方はハイフを受けるときに注意が必要です。脂肪の少ない状態で適切な診察を受けずにハイフの施術をおこなうと、必要以上に脂肪が減って痩せこけたようになってしまう恐れがあるのです。

また、施術によるダウンタイムはほとんどありませんが、赤みやむくみが出てしまう場合があります。一般的に数日でおちつきますが、症状がひどい場合はクリニックにご相談ください。

ハイフの費用と施術時間

ハイフは保険が適用されないため、費用の全てを自己負担する必要があります。そのため、費用はクリニックや使用する機器、ショット数などによって違いがあります。おおよそ3万円ほどから10万円近く費用がかかる場合もあります。

そして、ハイフの施術時間は1時間前後かかることが多いです。

ハイフがおすすめの人

ハイフをおすすめするのは次のような人です。

  • 傷をつけずにしわやたるみを改善したい方
  • ダウンタイムが短い施術を希望している方
  • 二重あごを改善したい方
  • フェイスラインやあご下をスッキリし、リフトアップしたい方

インモードとハイフの違い

インモードとハイフは、熱エネルギーによって効果を促す点は類似していますが、熱エネルギーを発生させる仕組みが異なります。インモードのRFでは内部で熱を発生させるため、脂肪燃焼やむくみの解消に効果的です。一方、ハイフは超音波によってSMAS筋膜へ熱エネルギーを集中させることで肌の引き締めに効果を発揮します。

実際の施術に関して違いをみると、ハイフは、脂肪が少ないと効果があまり感じられず、脂肪が少ない部分の方が痛みを感じやすい傾向にあるため、痛みに弱い方はおすすめできません。

一方インモードの施術では、痛みが少なく、熱によるじんわりとした心地よい温かさを感じる方が多くいらっしゃいます。短い施術時間のため体にかかる負担が少なく、脂肪の破壊と引き締めが同時に可能であるため、痩せたときに起こる皮膚のたるみを心配する必要がありません。

インモードと他のたるみ治療(糸リフト・フェイスタイト・サーマジェン)の違い

インモードと他のたるみ治療にはどのような違いがあるのでしょうか?代表的なたるみ治療には、糸リフト、フェイスタイト、サーマジェンといったものがあげられます。

糸リフトは糸を顔の気になる部分へ挿入し、内部から引き上げる施術です。糸リフトはたるみ治療に効果を発揮するもので、インモードのように脂肪細胞を減らす痩身効果はありません。糸リフトの施術では、効果の即効性はあるのですが、たるみが強い場合は効果が出にくくもあります。また、糸を挿入するためダウンタイムもインモードより長くかかってしまいます。

フェイスタイトは、RF(高周波)を利用している点はインモードと同様です。カニューレという針のようなものを皮膚へ挿入して熱を発生させ、皮膚の外側だけでなく内側からも直接熱を伝え、皮下脂肪へしっかりとアプローチできるものです。内側から熱を発生させるため高い引き締め効果が期待できますが、感染症や施術後に左右差ができてしまうリスク、1~2週間の腫れというダウンタイムがあります。

サーマジェンもインモードと同様にハンドピースからRF(高周波)を照射して効果を発揮する施術です。サーマジェンは顔全体に効果を発揮しますが、インモードはフェイスラインや顎といった顔の下側の痩身・引き締め効果に特化しています。特にミニFXでは吸引しながらRFを照射して施術をおこなうため、皮膚の深い部分にある脂肪細胞を減らすことができるという違いがあります。

効果の即効性やリスク、それぞれの治療が効果を発揮する部位によってお悩みに適した施術をご検討ください。

インモードについてよくある質問

インモードについて患者様からよく受ける質問をご紹介いたします。

当日はメイクや洗顔、入浴はできますか?

メイク(化粧)や洗顔、シャワーは当日から可能です。しかし、入浴に関してはクリニックによって当日とするところと、翌日からとするところがあります。実際に施術を受けるクリニックにご確認ください。

運動や飲酒はいつからできますか?

運動(スポーツ)や飲酒は当日から可能です。しかし、激しい運動やお酒の飲み過ぎはお控えください。

サウナはいつから入れますか?

サウナなどの血行を促進するものは、1週間程度控えてください。

施術を受けられないのはどんな人ですか?

インモードの施術を受けられない方は、次のような方です。
妊娠中の方 / 悪性腫瘍を治療中の方 / 日焼け直後の方 / ケロイド体質の方

また、次のような方は注意が必要な方です。
金属の糸やペースメーカーが入っている方 / 重度の糖尿病の方 / 免疫抑制剤を服用中の方 / 2週間以内にヒアルロン酸注射等の注射による施術を受けた方

上記に1つでも該当するものがある方は、医師にご相談ください。

何回程度の施術が効果的ですか?

インモードは1回の施術でも効果を実感することができるものです。しかし、よりしっかりとした効果を感じるには数回の施術を継続して受けることをおすすめしております。

おすすめなのは、1~4週間ごとに3回~8回ほど継続して施術を受け、効果を実感してきたなら、半年に1回ほど受けることで効果を長く維持することができます。

実際に、効果をどのように感じるかは肌の状態によっても左右されてしまいます。そのため、医師と相談しながら自分に合った頻度や回数を受けるようにしてください。

効果はいつまで続きますか?

インモードの効果は、数日後~数週間と時間をゆっくりかけて現れてきます。そして、1回の施術による効果は、個人差はあるものの長くて6ヶ月程度です。このように、インモードの施術による変化はゆっくりとしているため、継続して受けることがおすすめです。

脂肪吸引と比較してどっちの効果が高いですか?

インモードのように細胞に働きかけることでゆっくりと変化を促す施術と違い、脂肪吸引では、皮膚を切開して脂肪を吸引するため痩せる効果をすぐに実感することができます。しかし、脂肪吸引では施術後にできる傷跡や感染症、ダウンタイムの長さといったリスクもあります。そのため、効果とリスクをしっかり判断したうえで検討する必要があるといえます。

別の施術と併用した方がいいですか?

インモードは、別の施術と合わせることでより効果を高めることができるものです。合わせる施術としては、糸リフトやヒアルロン酸、水光注射などがあります。お悩みによって組み合わせが違うため、しっかり医師とご相談のうえで決めるようにしてください。

ライブリークリニックがインモードをおすすめする理由

ライブリークリニックでは小顔効果や脂肪減少、むくみやたるみの改善にインモードをおすすめしています。

インモードは、高い引き締めと脂肪破壊の効果をもちながら、施術時間とダウンタイムを最小限にできるため従来の痩身マシンの中で最も優れた機器です。脂肪吸引のように体を傷つける必要もないため安全性も高く、美容医療を始めておこなう方にもおすすめの施術といえます。

ライブリークリニックはインモードの高い技術力をもち、インモードの良さを実感していただくために国内最安価格帯での施術を実現しております。

 ・フォーマ:1回22,000円(税込)
 ・ミニFX:1回22,000円(税込)
 ・インモードリフト:1回44,000円(税込)
 ・インモードリフト5回以上の購入時:1回33,000円(税込)

インモードについて関心があり相談したい。別の痩身マシンを試したが思うような効果が得られず、インモードについて詳しく知りたい。そのような方がいらっしゃいましたら、些細なことでもお気軽にご相談ください。

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このページの監修医師

林 政男

林 政男

経歴

  • 2017年 東京医科大学卒業
  • 2019年 東京医科大学耳鼻咽喉科頭頸部外科 入職
  • 2021年 都内美容外科・皮膚科
  • 2023年 THE CLINIC
  • 2024年 LIVELY CLINIC