韓国で「切らない小顔治療」として人気の施術に「インモード」があります。このインモードとは、実は施術の名前ではありません。美容医療機器を作っている企業名、もしくは、インモード社の複合機のことをいいます。
インモード社はイスラエルにある医療機器メーカーで、美容外科や形成外科などに用いる機械を開発・製造・販売している会社です。
そして、インモード社で作られた複合機にも「インモード」という名前がついています。1つの機器に複数の機能がまとめられた複合機のインモードには、「ルメッカ」「フォーマ」「ミニFX」といった複数の機能がまとめられています。
小顔治療でインモードという場合は、「Forma」や「MiniFX」という2種類の施術のことです。この2つを用いた日本人向けの施術の名前を「インモードリフト」といいます。
インモードとハイフは、どちらも「切らない小顔治療」として人気を集めていますが、使用するエネルギーやアプローチ方法に違いがあります。
インモードはRFエネルギー(高周波)を用いて皮膚を吸引しながら照射するのに対し、ハイフはHIFU(高密度焦点式超音波)を用いて皮膚表面から超音波を照射する仕組みです。この違いにより、効果の出方や適している悩みにも差が生じます。
そのため、インモードは脂肪層へのアプローチが強く、フェイスラインの脂肪が気になる方や小顔効果を求める方に適しています。一方ハイフは、筋膜や真皮層への作用が強いため、全体的なリフトアップ効果を求める方に向いているといえるでしょう。
また、施術時の痛みや副作用にも違いがあります。インモードは熱さと一定の痛みを伴い内出血のリスクがある一方、ハイフは鋭い痛みを伴いますが内出血のリスクは比較的低いという特徴があります。
インモードには、他のたるみ治療法と異なる点もあります。その違いを表で整理しました。
この表からわかるように、インモードは脂肪減少とたるみ改善を同時にアプローチできる点が大きな特徴となっています。他の治療法ではどちらかのみのアプローチになることも多いため、慎重に検討しましょう。