COLUMN

オールタイトとは?韓国発の最新たるみ治療の効果やダウンタイムを徹底解説

年齢とともに気になるフェイスラインのたるみやほうれい線。切らずにリフトアップしたいけれど、痛みやダウンタイムが心配という方も多いのではないでしょうか。そんな悩みに応える最新美容医療機器として、韓国で話題の「オールタイト(Alltite)」が日本でも注目を集めています。

オールタイトは、従来のHIFUやRF治療の良いところを組み合わせた次世代のリフトアップ治療機器です。特許技術「DLTD®」を搭載し、痛みを抑えながらも即時効果を実感できる点が大きな特徴となっています。

本記事では、オールタイトの仕組みや期待できる効果、他のたるみ治療との違い、ダウンタイムや副作用まで詳しく解説していきます。

目次

オールタイト(Alltite)とは

オールタイトは、韓国のInnoxus社が開発した最新の美容医療機器です。世界初となる特許技術「DLTD®(Dermis Layer Target Dielectric Heating System)」を搭載しており、真皮層とSMAS層(表在性筋膜)の両方に同時にアプローチできる点が革新的といえるでしょう。

RF(高周波)とHIFU(高密度焦点式超音波)を組み合わせた効果を1台で実現し、リフトアップとタイトニングに即効性があるのが特徴です。脂肪層には刺激を与えず、リフトアップのポイントである皮膚層にのみ深く正確に作用するため、頬のこけなどの副作用を心配せずに、肌のキメ・輪郭・ハリといった複合的な悩みを同時に改善できます。

また、オールタイトには2種類のハンドピースが用意されており、顔の構造や悩みに合わせて精密に使い分けることが可能です。Dタイプは目元・口元・あごのラインなど薄くて敏感な部分に作用し、Eタイプは頬骨・深部頬・フェイスラインなどボリュームとハリが崩れやすい部分を重点的にケアします。

DLTD®技術について

DLTD®(Dermis Layer Target Dielectric Heating System)は、真皮層とSMAS層にのみ精密にエネルギーを届けるオールタイト独自の世界初の特許技術です。日本語では「真皮層ターゲット誘電加熱システム」と訳され、従来の治療機器とは異なるアプローチで肌の深層に働きかけます。

この技術の核となるのは、誘電加熱という方式です。低周波ではイオン伝導による発熱が主ですが、周波数が10MHzを超えると水分子の双極子回転が寄与し始め、30〜40MHzを超えると双極子回転の寄与がイオン伝導を上回ります。DLTD®加熱は、イオン伝導によるジュール加熱と双極子回転による誘電加熱を組み合わせた方式で設計されており、皮下脂肪層よりも真皮層に17倍ものエネルギーを集中させることが可能となりました。

さらに、特許取得済みの二重冷却技術によって表皮を保護しながら施術できるため、やけどのリスクが極めて低く、痛みや熱の受容体を回避するよう設計されている点も大きな特徴です。

オールタイトが選ばれる理由

オールタイトが多くの方に選ばれている理由として、まず痛みの少なさが挙げられます。特許取得済みの表皮二重冷却技術により、表皮と真皮の境界をバイパスして痛みや熱の受容体を回避可能です。その結果、不快感やダウンタイムがほとんどなく、麻酔なしでも施術が可能なほど快適に受けられます。

また、脂肪層へのエネルギー分布を最小限に抑える設計となっているため、脂肪萎縮のリスクが軽減され、頬がこける心配なく自然なリフトアップが期待できます。エネルギーを肌に均一かつやさしく届ける方式で、おでこ・眉間・目元・頬・口元・あごのライン・首など敏感で薄い部分にも繊細に作用する点も魅力といえるでしょう。

施術直後からリフトアップ効果を実感でき、日常生活への影響もほとんどないため、忙しい方でも取り入れやすい施術として人気を集めています。

オールタイトに期待できる効果

オールタイトリフティングでは、真皮層とSMAS層の両方に同時にアプローチすることで、複数の美容効果が期待できます。代表的なものは、以下の3つです。

  • リフトアップ効果
  • タイトニング(引き締め)効果
  • コラーゲン再生

施術を検討する前に、どのような変化が見込めるのかを把握しておきましょう。

リフトアップ効果

DLTD®技術によりSMAS層まで電磁場が到達するため、切らずに強力なリフトアップ効果が得られます。フェイスラインや頬のたるみを引き上げ、顎下のもたつきや二重あごの改善にも効果的です。

照射によるコラーゲン層への熱刺激によって肌内部のコラーゲンが収縮し、施術直後から目に見えてフェイスラインがすっきりした変化を実感できるケースが多くなっています。ほうれい線やマリオネットラインなど年齢による顔の変化が気になる方にも適した施術といえるでしょう。

タイトニング(引き締め)効果

DLTD®はすべての真皮層をバルク加熱(包括的な加熱)することで、強力で即時的なタイトニング効果を得ることができます。真皮内に集中的なヒートゾーンが形成され、さまざまな真皮の厚さに対応して効果的な照射が可能となっています。

その結果、肌全体が引き締まることでハリや弾力がアップし、毛穴の開きや小じわの改善にもつながります。また、頬のボリュームダウンを最小限に抑えながら、自然な引き締め効果を実感できる点が特徴です。

コラーゲン再生

施術による熱刺激は、線維芽細胞を活性化させてコラーゲンやエラスチンの再構築・再産生を促します。施術直後の即時効果に加えて、時間の経過とともにコラーゲンが再生されることで、段階的に肌質が改善していく長期的な効果も見込めるでしょう。

繰り返し施術を行うことで肌の奥にあるハリを取り戻し、効果の持続期間を延ばすことも可能です。コラーゲンリフティングとも呼ばれるこの作用により、内側から若々しい肌へと導きます。

オールタイトとHIFU・RFの違い

たるみ治療にはさまざまな種類がありますが、代表的なものとしてHIFU(ハイフ)とRF(高周波)が挙げられます。オールタイトとこれらの施術の違いを理解しておくと、自分に合った治療を選ぶ際の参考になるでしょう。この2つとの違いについて解説します。

HIFUとの違い

HIFU(High Intensity Focused Ultrasound)は、高密度焦点式超音波を用いてSMAS層に熱エネルギーを届け、リフトアップ効果を得る治療法です。ウルセラやウルトラフォーマーなどが代表的な機種として知られています。

HIFUは深い層への強力なリフトアップ効果が特徴ですが、点状に熱凝固を起こすため痛みを伴うことも少なくありません。また、照射範囲を適切に設定しないと脂肪層にもエネルギーが届き、頬がこける原因となるケースがあります。

オールタイトはHIFUと同様にSMAS層にアプローチしながらも、脂肪層へのエネルギー分布を最小限に抑える設計となっている点で差別化されています。痛みも軽減されており、頬のこけを心配せずにリフトアップできる点が大きなメリットです。

RFとの違い

RF(Radio Frequency)治療は、高周波エネルギーを用いて真皮層のコラーゲンを収縮させ、引き締め効果を得る治療法です。サーマクールが代表的な機種として広く知られています。

RF治療は皮膚の引き締め効果に優れていますが、リフトアップ効果はHIFUほど強くないとされています。また、電気刺激による痛みが生じやすく、高い出力で施術すると骨周囲で痛みが強くなることもあります。

オールタイトはRFの引き締め効果とHIFUのリフトアップ効果を組み合わせ、両方のメリットを一度の施術で得られるよう設計されている点が特徴です。

ウルセラ・サーマクールとの違い

もうひとつの治療法として、ウルセラとサーマクールとの違いも知っておきましょう。

ウルセラは「切らないフェイスリフト」とも呼ばれ、SMAS層への強力なリフトアップ効果に定評があります。ただし、施術時の痛みが強く、費用も高額になりがちな点がデメリットとして挙げられます。サーマクールは引き締め効果に特化しており、たるみの膨らみをスッキリさせたい方に向いているものの、単体ではリフトアップ効果は限定的です。

オールタイトは、ウルセラのリフトアップ効果とサーマクールのタイトニング効果の両方を1台で実現することを目指した機器といえます。痛みやダウンタイムを抑えながら、自然な若返りを叶えたい方には魅力的な選択肢となるでしょう。温熱リハビリ療法など世界中で広く利用されている誘電加熱システムを採用しているため、安全性も高いとされています。

オールタイトの施術の流れ

オールタイトリフティングの施術は、一般的に以下の流れで行われます。

1. カウンセリング
2. 施術前の準備
3. 施術
4. 施術後のケア

クリニックによって多少の違いはありますが、基本的なステップを把握しておくと安心して施術に臨めるでしょう。

1.カウンセリング

まずは医師やスタッフによるカウンセリングを受けます。悩みや希望を伝え、オールタイトリフティングの治療が適切かどうかを判断してもらいましょう。施術内容や期待できる効果、リスクについての説明も受けられます。経験豊富なスタッフが丁寧に対応してくれるため、疑問点があればこの段階で遠慮なく質問することが大切です。

2.施術前の準備

施術部位のクレンジングを行い、清潔な状態を保ちます。院内でクレンジング用品を用意しているクリニックがほとんどのため、メイクをしたままの来院でも問題ありません。痛みに敏感な方には、局所麻酔クリームを塗布して対応するケースもあります。

3.施術

オールタイトリフティングを照射します。施術時間は部位や照射数によって異なりますが、顔全体で30分〜60分程度が目安となるでしょう。照射中は温かさを感じる程度で、多くの方が痛みをほとんど感じずに施術を終えられます。即時にリフトアップ効果と引き締め効果を実感できるケースが多いのも特徴です。

4.施術後のケア

施術後は適切なアフターケアを行います。施術後は肌が敏感になるため、紫外線対策や保湿などのスキンケアが重要です。施術後に何か気になることがあれば、遠慮なく相談しましょう。メイクや洗顔、シャワーは当日から可能で、日常生活への影響はほとんどありません。

オールタイトのダウンタイム

オールタイトリフティングの大きな魅力のひとつが、ダウンタイムがほぼないという点です。施術直後から日常生活を送ることができ、仕事や予定に支障をきたす心配はほとんどありません。

施術後に軽い赤みや腫れ、熱感が数時間から2日程度現れることがありますが、多くの場合は数時間から1日程度で落ち着きます。メイクや洗顔、シャワーは当日から可能で、入浴も基本的には問題ありません。ただし、長時間の入浴やサウナなど血行を促進する行為は、施術当日は控えることが推奨されています。

運動(スポーツ)や飲酒は翌日から可能です。施術直後からリフトアップ効果を実感でき、そのまま出勤やお出かけなど日常生活に戻れるため、忙しい方にも取り入れやすい施術といえるでしょう。

オールタイトの副作用と注意点

オールタイトリフティングは安全性の高い施術ですが、起こりうる副作用についても把握しておくことが大切です。

軽度の赤みや腫れ、熱感が数時間〜2日程度出る場合があります。ごく稀に内出血が生じるケースもありますが、メイクでカバーできる程度であり、時間の経過とともに消失していきます。ダウンタイムには個人差があるため、不安な方はカウンセリング時に相談しておくと安心です。

施術を受けられない方としては、妊娠中の方が挙げられます。授乳中は基本的に施術可能ですが、クリニックによって対応が異なる場合があるため事前に確認しておきましょう。また、施術部位に金属やプレートが入っている方、ペースメーカーを装着している方も施術対象外となります。

施術後の注意点として、施術当日の激しい運動や飲酒、サウナなど血行を促進する行為は控えることが推奨されています。また、肌がダメージを受けやすい状態になっているため、摩擦や刺激を避け、UVケアを徹底することが大切です。

オールタイトの持続時間と施術回数の目安

オールタイトリフティングは、1回の施術でも即時に効果を実感できますが、効果を持続させるためには定期的なメンテナンスが推奨されています。

一般的には3か月〜半年ごとの施術で効果を維持・向上させることができるとされており、複数回行うことで肌の内部でコラーゲンの生成が活性化され、長期にわたるタイトニング効果が期待できます。クリニックによっては3週間〜月に1回のペースで3回程度の継続治療を推奨しているところもあるため、医師と相談しながら自分に最適な施術計画を立てると良いでしょう。

オールタイトがおすすめの人

オールタイトリフティングは、以下のような悩みや希望を持つ方に適しています。

フェイスラインや頬のたるみが気になり始めた方には、切らないリフトアップ治療として有力な選択肢となるでしょう。また、顎下のもたつきや顔全体のリフトアップをしたい方、小顔効果や肌のハリ・弾力アップを目指す方にも効果的です。ほうれい線やマリオネットラインなど年齢による顔の変化が気になる方にもおすすめできます。

特に、頬こけ(顔がやつれる)の心配なく自然にリフトアップしたい方や、切らずに若返りを希望する方には最適です。ダウンタイムや痛みが少ない施術を求める方、施術直後から効果を実感したい方にとっても魅力的な選択肢となります。

肌が薄く敏感で従来のリフトアップ施術に負担を感じていた方、リフトアップをスキンケアルーティンのように継続的にケアしたい方にも向いている施術です。施術後すぐに出勤やお出かけなど日常生活に戻る必要がある忙しい方にも、オールタイトは取り入れやすいでしょう。

まとめ

オールタイトは、韓国発の最新たるみ治療機器として日本でも注目を集めています。世界初の特許技術DLTD®により、真皮層とSMAS層の両方に同時にアプローチでき、リフトアップとタイトニングの効果を1回の施術で得られる点が大きな特徴です。

従来のHIFUやRF治療と比較して痛みやダウンタイムが少なく、脂肪層へのエネルギー分布を最小限に抑える設計により頬こけのリスクも軽減されています。施術直後から効果を実感でき、日常生活への影響もほとんどないため、忙しい方でも取り入れやすい施術といえるでしょう。

ただし、効果には個人差があるため、まずは信頼できるクリニックでカウンセリングを受け、自分の肌状態や希望に合った治療かどうかを確認することが大切です。オールタイトリフティングで、自然で若々しいフェイスラインを目指してみてはいかがでしょうか。

Related関連記事

関連記事はありませんでした。

このページの監修医師

坂田 将彰

坂田 将彰

経歴

  • 2019年 帝京大学 医学部卒業
  • 2019年 慶應義塾大学病院 入職
  • 2021年 大手美容外科 入職 分院長歴任
  • 2024年 LIVELY CLINIC