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新型コロナウイルス感染症の後遺症によるうつの症状・期間・治療法について

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新型コロナウイルス感染症の後遺症に多く挙げられる症状に、うつがあります。この記事では、新型コロナウイルス後遺症によるうつの特徴や治るまでの期間、予防方法について解説します。受信目安や治療法についても紹介していますので、ぜひお役立てください。

1.新型コロナウイルス後遺症によるうつの特徴

新型コロナウイルス後遺症によるうつは、PCR検査によりコロナウイルスが検出されなくなり、通常の生活に戻ったにもかかわらず、うつの症状を感じてしまう特徴を持っています。後遺症は新型コロナウイルスに感染した際の重症度や発症の背景にかかわらず、軽症であった方も発症する恐れのある症状です。ここからは、新型コロナウイルス後遺症によるうつの症状と原因、なりやすい人の傾向を見ていきましょう。

1-1.新型コロナウイルス後遺症によるうつの症状

新型コロナウイルス後遺症によるうつの症状には、大きく分けて以下の6つが挙げられます。

1. やる気がでない
2. 仕事に行きたくないと思う
3. 気分が落ち込みイライラする
4. 悲観的になる
5. 熟睡できない、不眠などの睡眠障害がある
6. 頭痛や下痢、便秘などがある

新型コロナウイルス後遺症によるうつは、やる気がでない、仕事への意欲をなくすなどの精神的な症状や、不眠や頭痛、下痢、便秘などの身体的症状があります。
上記の症状は1つだけではなく、時間が経つにつれて複数現れる場合があります。上記のうつ症状に当てはまり、不安を感じている方は、記事の最後に受診の目安と治療法について解説していますので、ぜひ読んでみてください。

1-2.新型コロナウイルス後遺症によるうつの原因

新型コロナウイルスが、なぜ後遺症としてうつを引き起こすのか、原因について正確なことははっきりとわかっていません。しかし、いくつか立てられた仮説の中では、新型コロナウイルス後遺症の原因は、以下の3つと考えられています。

1. ウイルスが血管の内膜を攻撃し、脳に血液と酸素が十分供給されなくなったため
2. 運動不足やセロトニン不足のため
3. 偏桃体の活動が活発になったため

一つ目の原因は、ウイルスが血管の内膜を攻撃して、脳に必要な血液と酸素が十分な量供給されなくなってしまうためです。脳には感情を制御する領域もあるため、障害を起こすと不安や気分の落ち込みを感じます。
二つ目はの原因は、コロナが流行して以降外出する機会が減ったことで、運動不足やセロトニン不足となってしまったためです。運動をすると筋肉から出る脳神経成長因子が外出不足により減ってしまうことや、外出せず光を浴びないことで、精神を安定させる神経伝達物質であるセロトニンが減ってしまっていることが、うつを引き起すといった原因となります。
さらに外出が減ったことで対人コミュニケーションが不足し、抑うつを起こす偏桃体が活発になり、感情障害を引き起こすことも、原因として考えられています。

1-3.新型コロナウイルス後遺症によるうつになりやすい人の傾向

新型コロナウイルス後遺症によるうつになりやすい人は、以下の傾向が考えられます。

・うつや不安症の既往歴がある人
・新型コロナウイルス感染前から強いストレスを受けている人
・肥満や喘息、高血圧、糖尿病などの合併症を抱えている人
・新型コロナウイルス感染時に重症化した人 など

新型コロナウイルス後遺症としてのうつに明らかな性差は見られないという専門家もいるが、医学誌「Journal of Psychiatric Research」によると、イタリアでは男性のほうが長期化し、症状が悪化しやすいといった調査結果が得られています。

2.新型コロナウイルス後遺症によるうつはいつまで続く?治るまでの期間について

個人差はありますが、新型コロナウイルス後遺症によるうつは、新型コロナウイルスを発症してから2~3か月後に現れ、6週間~3か月程度続くと考えられています。咳や味覚障害などのうつ以外の新型コロナウイルス感染症の後遺症全般からみると、半数以上が5か月以内に症状の改善を感じているようです。
しかし個人によって差は大きく、中には1年以上持続していることから、「後遺症は5か月くらいで治るといわれているから大丈夫だろう」と軽んじてはいけない症状と言えます。

3.新型コロナウイルス後遺症によるうつを予防する方法はある?

新型コロナウイルス後遺症によるうつを予防するためには、以下の方法が考えられます。

・規則正しい生活を送る
・適度な運動を行う
・睡眠をしっかりととる
・新型コロナウイルスの情報と距離を置く
・趣味を新しく始める
・周囲とのコミュニケーションを心がける

精神的にも感情的にも楽に過ごすためには、規則正しい生活や適度な運動、睡眠が大切です。また情報過多な現代では、スマートフォンやPCなどを通し、新型コロナウイルスについての情報が私たちを取り巻いています。
新型コロナウイルスの情報を聞くと気分が暗くなる方は、一旦距離を置いてみてもよいでしょう。自分の興味あることをはじめ、コミュニケーションをとり、楽しく過ごすことが、新型コロナウイルス後遺症によるうつの予防となります。

4.新型コロナウイルス後遺症によるうつの疑いがある方の受診の目安と治療法について

倦怠感や睡眠障害などの症状を感じても、受診するかどうか戸惑ってしまう方も少なくありません。最後に、新型コロナウイルス後遺症のうつで病院を受診する目安と、治療法についてみていきましょう。

4-1.受診の目安はどんな場合?

新型コロナウイルス後遺症によるうつで病院を受診する目安には、以下のものがあります。

・2週間以上抑うつ状態が継続している
・周囲から様子の変化について指摘される

上記で紹介したうつの症状が、2週間以上継続しているようであれば病院を受診しましょう。うつでない方でも気分が落ち込んだりやる気が出なかったりすることがありますが、通常2週間以上続くことは考えにくいためです。
また自覚症状はないものの、焦点が合わなかったり動作や話し方が遅くなるなど、周囲から自分の様子の変化について指摘された場合も、受診を検討してみてください。

4-2.新型コロナウイルス後遺症によるうつの治療法

新型コロナウイルス後遺症によるうつに限りませんが、抑うつ症状に関しては以下の治療方法があります。

・経頭蓋時期刺激治療法(TMS)
・長期的な休養
・抗うつ材や抗不安剤・睡眠導入剤などの投薬
・電気けいれん療法 など

抑うつにはこの治療が最適であるといった方法はいまだ存在せず、上記の治療法を組み合わせながら、症状に合わせた治療を行う対症療法が中心です。患者さんの不安や症状に寄り添ったカウンセリングをおこない、必要に応じた治療が選択されます。

新型コロナウイルス後遺症によるうつについてまとめ

新型コロナウイルス後遺症によるうつは通常の抑うつと同じ症状をもたらし、やる気の喪失や気分の落ち込みなどの精神面や、睡眠障害による疲れやだるさ、便秘や下痢が続くなどの身体面にも影響を及ぼします。新型コロナウイルスの後遺症は長く続かないだろうと軽く見てはいけません。
症状が悪化したりほかの症状を引き起こす前に、予防することが大切です。また自分が新型コロナウイルス後遺症によるうつだと感じたら、今回紹介した目安にしたがって、病院への受診をおすすめします。
決して侮ってはいけない新型コロナウイルス後遺症によるうつを正しく理解して、早く感染前の生活へと戻れるようにしていきましょう。

ライブリークリニックはコロナウイルス後遺症の専門クリニックです。気になるうつの症状があれば、お気軽にご相談ください。

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